シルバーシー(シルバー・ムーン)×ジャパネットクルーズで巡る日本絶景ツアー 乗船記の続きです。
→ラグジュアリー船 シルバーシー×ジャパネットクルーズ 日本絶景ツアー乗船記1
→ラグジュアリー船のスイートルーム シルバー・ムーン乗船記2
今日は、船内にある8つのレストランについて。
クルーズでの旅は、どうしても船内でお食事をする機会が多いので、レストランの美味しさやクオリティの高さ、そして種類の豊富さは、とても重要に思います。

4階には、3つのレストランがあり、円を囲むように、3つのレストランが隣り合わせになっています。

まずは、一つ目、シルバー・ムーンのシグネチャーレストランである、アトランティード。

シグネチャーレストランだけあり、雰囲気もよく、ドレスアップしてお出かけしたくなる素敵な空間です。

席数もかなり多めで、予約なしでも入店でき、ほどほどに空いているので、他のお客様と離れて座ることができ、ゆったりできます。

4階と低層階ですが、窓側のお席からは、海も望めました。


メニューはこんな感じ。この他に、前菜数種、お魚・お肉・お野菜のメインメニューが日替わりで用意されているので、毎日来ても違ったものをいただくことができます。
私は、こちらが一番のお気に入りで、3度訪れましたが、前半5日、後半5日と、メニューが変わっていました。ですから、ここは、何度来ても違うメニューを楽しめると思います。
そうそう、ご覧の通り、全レストランのメニューは、すべて日本語になっています。なんと素晴らしい、、!

パンは、ハード系もソフト系もあります。

ドリンクのメニュー表は、特にありませんが、どのレストランでも、お席に座るとガス有りor無しのお水、白or赤のワインはいかがですか?と聞いてくださいます。ワインは、レストランによって、提供されるものが異なりますし、その日によって変わることもありましたが、何も言わなければ、自動的に、その日にお勧めのワインが注がれます。
もちろん、ワインは好きなブドウ品種を頼んでも良いですし、好みのタイプを伝えたら、それにピッタリのワインを持ってきてくださいます。その他、シャンパンやカクテル、ソフトドリンクもオーダーできます。

このレストランは、ベジタリアンメニューも豊富でした。前菜にもメインにも野菜料理が3種類くらいずつあったかな。その他、本日のメニューも加わるので、選択肢が多く、メニューを選ぶのも楽しかったです。

メインのお魚、お肉は、基本薄味になっており、別添えのソースをつけていただきます。
シンプルな味付けのものを好む私にとって、これも嬉しかったことの一つです。

このKing Prawnがとっても美味しかった!推推です^^


こちらは、ロブスターにサーモン。
ボリュームはほどほどにありますが、ヘルシーなものを選べば、前菜2品、メイン1品くらいは、食べられる量かなと。 でも、もっと色々お試ししたければ、ハーフポーションにもしていただけます。
こちらのレストランでは、なんと3回も!ある親子とご一緒させていただいたのですが(2回は偶然お隣に、1回は待ち合わせをしました。)、お二人とも牛フィレステーキが美味しいと絶賛されていました。2回連続で(しかも連日)召し上がっていましたよ。
そんなに美味しいと仰るなら、私も次こそは!!と思ったら、3回目の訪問時には、後半メニューに切り替わってしまっていたので、機会を逃してしまいました、、いつかまた乗る時まで覚えておこうと思います。

デザートメニューは、こちらです。
デザートもここのレストランが、一番種類が豊富でした。



普段あまりデザートは食べないですが、今回は、毎回担当してくださるウェイターの方がお勧めするものをいただいてみました。
’’きっと甘いだろうな’’と思っていましたが、今回シルバー・ムーンでいただいたデザートは、全て激甘ということはなく、甘味が抑えられているものが多い印象を受けました。ちょっとそこは驚いたことでした。 ですので、甘いものがそこまで得意ではない私も、全て美味しくいただきました。

紙ナプキンをお願いすると、まさかのウェットティッシュが登場。外国船にあるの?と驚いたのですが、やはりこれはジャパネットクルーズだからこそ提供されるアイテムでした。
****************************************

続いて、2つ目は、鈴なり。
この鈴なりは、7年連続ミシュラン一つ星を獲得されている、新宿区荒木町の小路に佇む毎晩満席の人気店で、今回、このシルバーシー×ジャパネットクルーズの乗客のために、特別に船上で営業をされています。
船上で、毎日和食をいただくことができるだなんて。それも、’’外国船’’で。さらには、’’人気店の’’、です。これもジャパネットチャーターならではのおもてなしの一つですね。

店内は、どちらかといえば、西洋料理レストランのような雰囲気のエレガントな内装ですし、ウェイターの方ももちろんオール外国人ですから、そこで、本格的な日本料理をいただくというギャップが何ともユニークでした。

メニューはこんな感じ。
こちらから、好きなものを選びます。先付けや汁物、メインのメニューは、時々変わりますので、訪問頻度高めでも、毎回新しいメニューをいただけると思います。

鰹あぶり造りは、醤油マヨネーズソースで。
コース仕立てで、少しずつ、たくさんの種類をいただけるのは、やっぱり嬉しいですね。

こちらの’’生うにの玉地蒸し’’は、鈴なりの名物だそうです。


こちらは2回訪れましたが、2回ともお魚をチョイス。
お味噌汁とご飯もいただき、ホッとします。
どのクルーズ船も、それなりの規模となると、レストラン数は豊富にあると思いますので、飽きることはないでしょうし、自分次第でがっつりにもヘルシーにもできますから、胃の調子を整えることにも困ることはないのですが、長期間の船旅ですと、どうしても和食が恋しくなってしまいますよね。そんなときに、なんちゃって和食ではなく、このような本格的な和食をいただけるのは、なんて有難いことなのだろうと思いました。

デザートは、カプチーノやエスプレッソをいただくことが多かったです。普段、夜はカフェインを控えていますが、この船では、どのレストランもデカフェにしていただけたので、珈琲とともにデザートを楽しみました。

鈴なりは、朝食も営業していて、朝食は、セットメニューでした。
お水の代わりに、デフォルトで緑茶が提供されます。冷たい緑茶(もちろん頼めば温かいものもいただけます)サービスは、外国船ではなかなか珍しいのではないでしょうか。ワイングラスでいただけるのも気分が上がります♪

私は一度しか行かなかったのですが、聞いた話によれば、おかずの内容はちょこちょこ変わるようです。 どれも美味しかったー^^
仲良くなった親子は、朝食はほぼこちらでいただいていたそうです。シルバーシークルーズで、朝から和食をいただけるのは、このジャパネットクルーズだけ。これは、かなり価値あるものだと思いました。
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続いて、3つ目は、KAISEKI。
シルバーシーオリジナルの創作和食レストランです。船内にある、二つの有料レストランの一つ。
夜はチャージ料が、1人40ドルかかります。 ただ、ランチは無料で利用できます。

店内は、モダンで、いかにも海外にある日本料理屋さんといった内装で、外国人に好まれそうです。

お昼から照明が落とされ、やや暗め。
8つのレストランの中で、一番小さく、そのため、テーブル間の間隔が狭く、満席の場合は、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。


私はランチに伺いました。 鈴なりは、基本ランチタイムはお休みでしたので(終日クルージングの日は、営業していました)、ランチに和食をいただきたい場合は、こちらの選択になります。
メニューは、こちらもいかにも海外にある日本料理店といった感じの内容です^^

Ramen Bowlのビーフです。

韓国の冷麺風の出汁(温かい)にお蕎麦が入っている感じでしょうか。スープは悪くありません、麺も海外によくあるお蕎麦そのもので悪くありません。この2つが合わさることが、面白く新鮮でした。

欧州にいる期間が長い時は、喜んで、こういったカルフォルニアロールをよく食べていたので、とても懐かしい気持ちに。
寄港地で降りられる方がほとんどですので、ランチタイムは、こちらも空いていて、こぢんまりとした店内でも、広々とゆっくり過ごすことができ、穴場だと思います。
以上が、3つが4階にあるレストランでした。
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続いて、4つ目は、7階にあるラ・テラッツァ。
(こちらの画像は、SilverSea Cruise HPよりお借りしました)
朝・昼はビュッフェスタイル、夜はアラカルトメニューを提供するイタリアンです。シルバーシーは、もとはイタリアの船ですから、きっとイタリアンは美味しいだろうなぁと想像していましたが、やはりイタリアンは美味しかったです。特にパスタ!!そして、後ほどご紹介するピッツェリアのピッツァも美味しかったです。


メニューはこんな感じ。
こちらは、一皿のポーションはやや多めです。

’’パスタを頼んでしまうと重たいかな’’と思い、前菜+メインをお願いしようとしたところ、前菜盛り合わせは自動的にサーブされるシステムでした。笑 しかも、がっつり2人前。この時点で、’’お腹いっぱいになりそう’’って思いましたよね。
そして、パンもしっかり2名様用仕様になっていました。
とはいえ、少しずつ色々な種類をいただけるのは嬉しいので、お酒とともにじっくり味わいました。

「パスタを頼むとお腹いっぱいになってしまうので」と伝えると、’’それでも、パスタは美味しいから是非食べてみて’’と、自信満々におっしゃるので、ハーフポーションでお願いをしました。
サーブされると、いや、全然ハーフポーションではないですよね。!笑
でもこれが、とっても美味しかったです。「パスタはどれも自家製で、どれもお勧めだから絞れない」と仰っていましたが、いただいてみて納得。確かに、これは、’’他の種類も食べてみたい!’’と思いました。
パスタは好きなのですが、ディナーで食べるという習慣がないです。というのは、パン好き人間としては、前菜と一緒にパンを楽しみたいので、パスタを頼んでしまうとなかなかそれができなくて。なので、いつもパスをしてしまいます。ですから、激しくお勧めしてくださって有難かった。そうでなければ、この絶品パスタを食べ逃すところでしたー。

メインは、マグロのグリル。
メインは、ハーフポーションにはできないとのことで、小さめをチョイスするよう努力するって言ってくださいましたが、大きかったです。笑

見てください、この厚み。
お隣のテーブルの方々も、メインがサーブされた瞬間に、あまりの大きさに笑ってしまっていました。パスタの時点で、’’結構お腹膨れるよなぁ’’と仰っていたので、隣でお話を聞いていて、「うんうん、そうですよね」と、心でいいね(・∀・)イイネ!! を押したくなりました。

デザートは、ジェラートをいただきました。72%のダークチョコレート…!しかも、トリノのドモーリチョコです。何というぜいたくでしょう。デカフェのエスプレッソをドッピオにして(かっこつけた)、ジェラートと共に美味しくいただきました。
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続いて、5つ目は、7階にあるシルバー・ノート。
ニューヨーク・マンハッタンにある本格的ジャズクラブを模したレストラン。

‘’洋上のジャズクラブ‘’といった趣きで、生ライブを聴きながらお食事を楽しめます。一番大人な雰囲気で、普段はあまりこういったところに行く機会がないので、気分が上がりました。

メニューはこんな感じ。
タパススタイルなので、少しずつたくさんの種類を楽しめます。

席数が少ないので、行きたい日が決まったら、予約をするのが確実です。


少量なので、あまりお腹が空いていなくて、お酒とともに少しずつつまみたいって方には、こちらがベストな選択かと。
すごく好みのレストランで、メニューも好きなもの・食べてみたいものが多かったのですが、あいにく、この日は体調不良で、生ものを控えていたんですね。そうでなければ、牛のたたきや、タルタル、キャビアなども食べてみたかったです。

ということで、メインはお野菜。

ローストビーツです。
ここは、また是非訪れたいレストランの一つです。先ほども書きましたが、お席数が少ないので、乗船されたら早めに予約をして一度体験をしておくのが良いかもしれません。そうすれば、もし気に入ったら、また後半のどこかで予約を入れられますので^^
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続いて、6つ目は、10階にある、ザ・グリル。
プール沿いにあり、ランチタイムは、ハンバーガーや、クラブサンドなどがいただけるカジュアルレストランで、夜はユニークなグリルレストランに変わります。

プールを囲み、両サイドにたくさんお席がありますので、希望すればほぼ窓際にご案内していただけると思います。今回のクルージング中は、あいにく雨が多く、また4月の日本ということで、肌寒い日もありましたが、暖炉に近いお席もありますし、プール側の通りには、風を遮る窓があったりして、想像していたよりも寒さを感じることはあまりありませんでした。

メニューはこんな感じ。

まずは、トルティーヤチップスをつまみ、前菜を待ちます。3種類あるディップソースも美味しかったです。


ここは、サラダの種類が一番多いレストランなので、お野菜をガッツリ食べたい!という方にはお勧めです。

どのレストランもそうですが、ドレッシングは別添えをリクエストできます。さらに、サラダも、メニュー内にある食材でしたら、自分好みにいろいろアレンジしていただけます。
私は、純粋にお野菜だけを食べたかったので、チーズやナッツなどを外していただいて、かつ今生で食べられる、ある限りのお野菜をプラスしていただきました。

この日は、メインにマダガスカル産エビを。上に添えられているのは、グリル野菜です。
やっぱり海老系は、外れないですね(╹◡╹)
と、このような感じで、一見すると、いたって普通のグリル料理レストランに思えるのですが、

実は、メインに関しては、本来は、このような形で、溶岩石と食材が提供され、テーブルで自分自身で焼いていくというスタイルです。ただ、一つ前の画像のように、シェフに焼いていただくことももちろん可能です。1度目は、そのようにお願いをして、2度目はこのレストランならではのスタイルで、いただいてみました。

400℃に熱した溶岩石と、オーダーしたお肉や野菜を自分好みに仕上げていきます。

ジュワー、ジュージューっと。
これが、面倒くさい難しいのかなと思っていましたが、いやいや、楽しいですね。2度目は本来のスタイルで味わってみて、本当に良かったです。

周囲を見渡すと、焼肉屋さんのように?!いろいろな食材を頼まれていました。確かに、一つ一つは、小皿ですので、2人以上ですと、いろいろな種類の食材をオーダーしてシェアできると思います。今回は、一人なので、それができず、ちょっと残念。(もちろん好きなだけ頼むことはできるのですが、残すのは心苦しいので、自分の食べられる分だけ…)
なお、前菜をいただいた後は、ウェイターの方が、大きめのエプロンをかけてくださいますので、お洋服が汚れることはあまりないように思います。

完成!
自分で作ったという達成感もあり(作ったといえるのか)、一層美味しく感じました。


デザートは、チーズケーキとアップルパイ。アップルパイは、りんご自体に甘さがほとんどなく、シナモンアイスと一緒にいただくと、アイスの甘さが中和され、とても好みでした。

ザ・グリルでディナーをいただいていると、大きなレインボーブリッジが見えるではないですか。
’’真下で通過する瞬間を眺めてみたい’’と、お食事を中断して11階へ。 こんなことができるのもクルージングならではですね。
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7つ目は、11階の最上階にある、スパッカ・ナポリ。
ピザの専用ダイナーで、フランクな雰囲気で、焼きたてのピッツァを楽しめます。ドレスコードがある日でも、ここだけは不要。いつでも自由気ままに過ごせるのが魅力です。
ちなみに、11日間のうち、ドレスコードがある日は2回ありました。

朝11時から夜11時まで、終日営業しています。終日営業されているのは、レストランとしては、こちらが唯一となります。

陽気なスタッフ^^
もちろん、注文を受けてから、生地から作り上げるので、いつでも焼きたて熱々をいただけます。

ピッツァ好きなので、’’絶対に食べるぞ~’’と心に決めていましたが、一人でピッツァとなると、なかなかお腹のスペースに余裕がなく、旅の終わりの方でやっと伺うことができました。

メニューは、こんな感じ。

テイクアウトも可能なので、お部屋でいただくことに。

6種チーズのピッツァ。お夜食にもかかわらず、これまた重たいものを選んでしまいましたが、生地はもっちり、チーズがたっぷり。食べ応えもあり、ものすごく美味しかったです。

最後の方は、味変をと、蜂蜜をかけていただいて、デザート風にしていただきます。
ピッツァもまたもう一度食べたいです。
***************************************

続いて最後となる8つ目は、ラ・ダム。
ディナータイムのみ営業のフランス料理です。
船内にある、二つの有料レストランの一つで、チャージ料が、1人60ドルかかります。

(画像は、SilverSea Cruise HPよりお借りしました)
有料レストランなだけあり、サービスもお料理も、他レストランよりもクオリティが高いのだろうと、一度は伺ってみたかったのですが、終盤に少し体調を崩してしまい、フレンチは避けたほうがよいかなと、行けずじまいでした。
訪れた方に伺った話しでは、コースの品数が多い、お料理のほとんどにロブスターが入っていた、高級食材が多用されている、ヴィンテージのワインコレクションが素晴らしいなどなど。お客様はかなり少ないようで、寂しかったor貸切状態で楽しめたと、それが良くも悪くもは、皆さまそれぞれのご感想ですね^^
どのレストランのどのウェイターの方も、様々なリクエストに応え慣れている感じで、柔軟性がありました。メニューになくとも、「こういうのがいいなぁ」といえば、必ずできる限りのことをしてくださり、もしそれが難しい場合は、A案、B案といった形で、提案してくださるんですね。またそれがすごくスマートに、こなれた対応をしてくださるので、こちらとしても、あまり恐縮することなく、相談しやすかったです。 そのおかげさまで、いつもどこででも気持ちよくお食事することができました。
あと、お料理は、シンプルな味付けのものが多いなぁという印象を受けました。私がチョイスしたものがたまたまかもしれませんが…。すみません、もっと毒々しいものや激甘なものがあるかなと思っていたのですが、全体的にヘルシーに調理されていると感じました。この船に乗船される方は、常に健康を気にしていらっしゃる方も多いと思いますから、ヘルシーなお料理の提供を意識されるのは、とても大切なことかもしれません。
ただ、これだけメニュー数が豊富ですから、自分次第で、自分好みのどんな形にでも調整できるので、同行者と好き嫌いが違えど、全く問題がないのが良いですよね。 別々のレストランに行ってもいいですし、一人はルームサービスを、一人はレストランへと、普段の陸の旅行ではなかなか実現できないこと(特に一人で夜遅く帰るという安全面)が可能となるので、これもまた船旅の良いところだと思います。
以上、シルバー・ムーン船内の8つのレストランのご紹介でした。
乗客最大数596名に対して、レストランが8つというだけでもすごいのに、さらに、この他にラウンジ / バーが5つもあります。
また追って、そちらの施設についてもご紹介させていただきたいと思います^^
続き(乗船記4)はこちらをどうぞ
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今日は、船内にある8つのレストランについて。
クルーズでの旅は、どうしても船内でお食事をする機会が多いので、レストランの美味しさやクオリティの高さ、そして種類の豊富さは、とても重要に思います。

4階には、3つのレストランがあり、円を囲むように、3つのレストランが隣り合わせになっています。

まずは、一つ目、シルバー・ムーンのシグネチャーレストランである、アトランティード。

シグネチャーレストランだけあり、雰囲気もよく、ドレスアップしてお出かけしたくなる素敵な空間です。

席数もかなり多めで、予約なしでも入店でき、ほどほどに空いているので、他のお客様と離れて座ることができ、ゆったりできます。

4階と低層階ですが、窓側のお席からは、海も望めました。


メニューはこんな感じ。この他に、前菜数種、お魚・お肉・お野菜のメインメニューが日替わりで用意されているので、毎日来ても違ったものをいただくことができます。
私は、こちらが一番のお気に入りで、3度訪れましたが、前半5日、後半5日と、メニューが変わっていました。ですから、ここは、何度来ても違うメニューを楽しめると思います。
そうそう、ご覧の通り、全レストランのメニューは、すべて日本語になっています。なんと素晴らしい、、!

パンは、ハード系もソフト系もあります。

ドリンクのメニュー表は、特にありませんが、どのレストランでも、お席に座るとガス有りor無しのお水、白or赤のワインはいかがですか?と聞いてくださいます。ワインは、レストランによって、提供されるものが異なりますし、その日によって変わることもありましたが、何も言わなければ、自動的に、その日にお勧めのワインが注がれます。
もちろん、ワインは好きなブドウ品種を頼んでも良いですし、好みのタイプを伝えたら、それにピッタリのワインを持ってきてくださいます。その他、シャンパンやカクテル、ソフトドリンクもオーダーできます。

このレストランは、ベジタリアンメニューも豊富でした。前菜にもメインにも野菜料理が3種類くらいずつあったかな。その他、本日のメニューも加わるので、選択肢が多く、メニューを選ぶのも楽しかったです。

メインのお魚、お肉は、基本薄味になっており、別添えのソースをつけていただきます。
シンプルな味付けのものを好む私にとって、これも嬉しかったことの一つです。

このKing Prawnがとっても美味しかった!推推です^^


こちらは、ロブスターにサーモン。
ボリュームはほどほどにありますが、ヘルシーなものを選べば、前菜2品、メイン1品くらいは、食べられる量かなと。 でも、もっと色々お試ししたければ、ハーフポーションにもしていただけます。
こちらのレストランでは、なんと3回も!ある親子とご一緒させていただいたのですが(2回は偶然お隣に、1回は待ち合わせをしました。)、お二人とも牛フィレステーキが美味しいと絶賛されていました。2回連続で(しかも連日)召し上がっていましたよ。
そんなに美味しいと仰るなら、私も次こそは!!と思ったら、3回目の訪問時には、後半メニューに切り替わってしまっていたので、機会を逃してしまいました、、いつかまた乗る時まで覚えておこうと思います。

デザートメニューは、こちらです。
デザートもここのレストランが、一番種類が豊富でした。



普段あまりデザートは食べないですが、今回は、毎回担当してくださるウェイターの方がお勧めするものをいただいてみました。
’’きっと甘いだろうな’’と思っていましたが、今回シルバー・ムーンでいただいたデザートは、全て激甘ということはなく、甘味が抑えられているものが多い印象を受けました。ちょっとそこは驚いたことでした。 ですので、甘いものがそこまで得意ではない私も、全て美味しくいただきました。

紙ナプキンをお願いすると、まさかのウェットティッシュが登場。外国船にあるの?と驚いたのですが、やはりこれはジャパネットクルーズだからこそ提供されるアイテムでした。
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続いて、2つ目は、鈴なり。
この鈴なりは、7年連続ミシュラン一つ星を獲得されている、新宿区荒木町の小路に佇む毎晩満席の人気店で、今回、このシルバーシー×ジャパネットクルーズの乗客のために、特別に船上で営業をされています。
船上で、毎日和食をいただくことができるだなんて。それも、’’外国船’’で。さらには、’’人気店の’’、です。これもジャパネットチャーターならではのおもてなしの一つですね。

店内は、どちらかといえば、西洋料理レストランのような雰囲気のエレガントな内装ですし、ウェイターの方ももちろんオール外国人ですから、そこで、本格的な日本料理をいただくというギャップが何ともユニークでした。

メニューはこんな感じ。
こちらから、好きなものを選びます。先付けや汁物、メインのメニューは、時々変わりますので、訪問頻度高めでも、毎回新しいメニューをいただけると思います。

鰹あぶり造りは、醤油マヨネーズソースで。
コース仕立てで、少しずつ、たくさんの種類をいただけるのは、やっぱり嬉しいですね。

こちらの’’生うにの玉地蒸し’’は、鈴なりの名物だそうです。


こちらは2回訪れましたが、2回ともお魚をチョイス。
お味噌汁とご飯もいただき、ホッとします。
どのクルーズ船も、それなりの規模となると、レストラン数は豊富にあると思いますので、飽きることはないでしょうし、自分次第でがっつりにもヘルシーにもできますから、胃の調子を整えることにも困ることはないのですが、長期間の船旅ですと、どうしても和食が恋しくなってしまいますよね。そんなときに、なんちゃって和食ではなく、このような本格的な和食をいただけるのは、なんて有難いことなのだろうと思いました。

デザートは、カプチーノやエスプレッソをいただくことが多かったです。普段、夜はカフェインを控えていますが、この船では、どのレストランもデカフェにしていただけたので、珈琲とともにデザートを楽しみました。

鈴なりは、朝食も営業していて、朝食は、セットメニューでした。
お水の代わりに、デフォルトで緑茶が提供されます。冷たい緑茶(もちろん頼めば温かいものもいただけます)サービスは、外国船ではなかなか珍しいのではないでしょうか。ワイングラスでいただけるのも気分が上がります♪

私は一度しか行かなかったのですが、聞いた話によれば、おかずの内容はちょこちょこ変わるようです。 どれも美味しかったー^^
仲良くなった親子は、朝食はほぼこちらでいただいていたそうです。シルバーシークルーズで、朝から和食をいただけるのは、このジャパネットクルーズだけ。これは、かなり価値あるものだと思いました。
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続いて、3つ目は、KAISEKI。
シルバーシーオリジナルの創作和食レストランです。船内にある、二つの有料レストランの一つ。
夜はチャージ料が、1人40ドルかかります。 ただ、ランチは無料で利用できます。

店内は、モダンで、いかにも海外にある日本料理屋さんといった内装で、外国人に好まれそうです。

お昼から照明が落とされ、やや暗め。
8つのレストランの中で、一番小さく、そのため、テーブル間の間隔が狭く、満席の場合は、少し窮屈に感じてしまうかもしれません。


私はランチに伺いました。 鈴なりは、基本ランチタイムはお休みでしたので(終日クルージングの日は、営業していました)、ランチに和食をいただきたい場合は、こちらの選択になります。
メニューは、こちらもいかにも海外にある日本料理店といった感じの内容です^^

Ramen Bowlのビーフです。

韓国の冷麺風の出汁(温かい)にお蕎麦が入っている感じでしょうか。スープは悪くありません、麺も海外によくあるお蕎麦そのもので悪くありません。この2つが合わさることが、面白く新鮮でした。

欧州にいる期間が長い時は、喜んで、こういったカルフォルニアロールをよく食べていたので、とても懐かしい気持ちに。
寄港地で降りられる方がほとんどですので、ランチタイムは、こちらも空いていて、こぢんまりとした店内でも、広々とゆっくり過ごすことができ、穴場だと思います。
以上が、3つが4階にあるレストランでした。
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続いて、4つ目は、7階にあるラ・テラッツァ。
(こちらの画像は、SilverSea Cruise HPよりお借りしました)
朝・昼はビュッフェスタイル、夜はアラカルトメニューを提供するイタリアンです。シルバーシーは、もとはイタリアの船ですから、きっとイタリアンは美味しいだろうなぁと想像していましたが、やはりイタリアンは美味しかったです。特にパスタ!!そして、後ほどご紹介するピッツェリアのピッツァも美味しかったです。


メニューはこんな感じ。
こちらは、一皿のポーションはやや多めです。

’’パスタを頼んでしまうと重たいかな’’と思い、前菜+メインをお願いしようとしたところ、前菜盛り合わせは自動的にサーブされるシステムでした。笑 しかも、がっつり2人前。この時点で、’’お腹いっぱいになりそう’’って思いましたよね。
そして、パンもしっかり2名様用仕様になっていました。
とはいえ、少しずつ色々な種類をいただけるのは嬉しいので、お酒とともにじっくり味わいました。

「パスタを頼むとお腹いっぱいになってしまうので」と伝えると、’’それでも、パスタは美味しいから是非食べてみて’’と、自信満々におっしゃるので、ハーフポーションでお願いをしました。
サーブされると、いや、全然ハーフポーションではないですよね。!笑
でもこれが、とっても美味しかったです。「パスタはどれも自家製で、どれもお勧めだから絞れない」と仰っていましたが、いただいてみて納得。確かに、これは、’’他の種類も食べてみたい!’’と思いました。
パスタは好きなのですが、ディナーで食べるという習慣がないです。というのは、パン好き人間としては、前菜と一緒にパンを楽しみたいので、パスタを頼んでしまうとなかなかそれができなくて。なので、いつもパスをしてしまいます。ですから、激しくお勧めしてくださって有難かった。そうでなければ、この絶品パスタを食べ逃すところでしたー。

メインは、マグロのグリル。
メインは、ハーフポーションにはできないとのことで、小さめをチョイスするよう努力するって言ってくださいましたが、大きかったです。笑

見てください、この厚み。
お隣のテーブルの方々も、メインがサーブされた瞬間に、あまりの大きさに笑ってしまっていました。パスタの時点で、’’結構お腹膨れるよなぁ’’と仰っていたので、隣でお話を聞いていて、「うんうん、そうですよね」と、心でいいね(・∀・)イイネ!! を押したくなりました。

デザートは、ジェラートをいただきました。72%のダークチョコレート…!しかも、トリノのドモーリチョコです。何というぜいたくでしょう。デカフェのエスプレッソをドッピオにして(かっこつけた)、ジェラートと共に美味しくいただきました。
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続いて、5つ目は、7階にあるシルバー・ノート。
ニューヨーク・マンハッタンにある本格的ジャズクラブを模したレストラン。

‘’洋上のジャズクラブ‘’といった趣きで、生ライブを聴きながらお食事を楽しめます。一番大人な雰囲気で、普段はあまりこういったところに行く機会がないので、気分が上がりました。

メニューはこんな感じ。
タパススタイルなので、少しずつたくさんの種類を楽しめます。

席数が少ないので、行きたい日が決まったら、予約をするのが確実です。


少量なので、あまりお腹が空いていなくて、お酒とともに少しずつつまみたいって方には、こちらがベストな選択かと。
すごく好みのレストランで、メニューも好きなもの・食べてみたいものが多かったのですが、あいにく、この日は体調不良で、生ものを控えていたんですね。そうでなければ、牛のたたきや、タルタル、キャビアなども食べてみたかったです。

ということで、メインはお野菜。

ローストビーツです。
ここは、また是非訪れたいレストランの一つです。先ほども書きましたが、お席数が少ないので、乗船されたら早めに予約をして一度体験をしておくのが良いかもしれません。そうすれば、もし気に入ったら、また後半のどこかで予約を入れられますので^^
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続いて、6つ目は、10階にある、ザ・グリル。
プール沿いにあり、ランチタイムは、ハンバーガーや、クラブサンドなどがいただけるカジュアルレストランで、夜はユニークなグリルレストランに変わります。

プールを囲み、両サイドにたくさんお席がありますので、希望すればほぼ窓際にご案内していただけると思います。今回のクルージング中は、あいにく雨が多く、また4月の日本ということで、肌寒い日もありましたが、暖炉に近いお席もありますし、プール側の通りには、風を遮る窓があったりして、想像していたよりも寒さを感じることはあまりありませんでした。

メニューはこんな感じ。

まずは、トルティーヤチップスをつまみ、前菜を待ちます。3種類あるディップソースも美味しかったです。


ここは、サラダの種類が一番多いレストランなので、お野菜をガッツリ食べたい!という方にはお勧めです。

どのレストランもそうですが、ドレッシングは別添えをリクエストできます。さらに、サラダも、メニュー内にある食材でしたら、自分好みにいろいろアレンジしていただけます。
私は、純粋にお野菜だけを食べたかったので、チーズやナッツなどを外していただいて、かつ今生で食べられる、ある限りのお野菜をプラスしていただきました。

この日は、メインにマダガスカル産エビを。上に添えられているのは、グリル野菜です。
やっぱり海老系は、外れないですね(╹◡╹)
と、このような感じで、一見すると、いたって普通のグリル料理レストランに思えるのですが、

実は、メインに関しては、本来は、このような形で、溶岩石と食材が提供され、テーブルで自分自身で焼いていくというスタイルです。ただ、一つ前の画像のように、シェフに焼いていただくことももちろん可能です。1度目は、そのようにお願いをして、2度目はこのレストランならではのスタイルで、いただいてみました。

400℃に熱した溶岩石と、オーダーしたお肉や野菜を自分好みに仕上げていきます。

ジュワー、ジュージューっと。
これが、

周囲を見渡すと、焼肉屋さんのように?!いろいろな食材を頼まれていました。確かに、一つ一つは、小皿ですので、2人以上ですと、いろいろな種類の食材をオーダーしてシェアできると思います。今回は、一人なので、それができず、ちょっと残念。(もちろん好きなだけ頼むことはできるのですが、残すのは心苦しいので、自分の食べられる分だけ…)
なお、前菜をいただいた後は、ウェイターの方が、大きめのエプロンをかけてくださいますので、お洋服が汚れることはあまりないように思います。

完成!
自分で作ったという達成感もあり(作ったといえるのか)、一層美味しく感じました。


デザートは、チーズケーキとアップルパイ。アップルパイは、りんご自体に甘さがほとんどなく、シナモンアイスと一緒にいただくと、アイスの甘さが中和され、とても好みでした。

ザ・グリルでディナーをいただいていると、大きなレインボーブリッジが見えるではないですか。
’’真下で通過する瞬間を眺めてみたい’’と、お食事を中断して11階へ。 こんなことができるのもクルージングならではですね。
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7つ目は、11階の最上階にある、スパッカ・ナポリ。
ピザの専用ダイナーで、フランクな雰囲気で、焼きたてのピッツァを楽しめます。ドレスコードがある日でも、ここだけは不要。いつでも自由気ままに過ごせるのが魅力です。
ちなみに、11日間のうち、ドレスコードがある日は2回ありました。

朝11時から夜11時まで、終日営業しています。終日営業されているのは、レストランとしては、こちらが唯一となります。

陽気なスタッフ^^
もちろん、注文を受けてから、生地から作り上げるので、いつでも焼きたて熱々をいただけます。

ピッツァ好きなので、’’絶対に食べるぞ~’’と心に決めていましたが、一人でピッツァとなると、なかなかお腹のスペースに余裕がなく、旅の終わりの方でやっと伺うことができました。

メニューは、こんな感じ。

テイクアウトも可能なので、お部屋でいただくことに。

6種チーズのピッツァ。お夜食にもかかわらず、これまた重たいものを選んでしまいましたが、生地はもっちり、チーズがたっぷり。食べ応えもあり、ものすごく美味しかったです。

最後の方は、味変をと、蜂蜜をかけていただいて、デザート風にしていただきます。
ピッツァもまたもう一度食べたいです。
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続いて最後となる8つ目は、ラ・ダム。
ディナータイムのみ営業のフランス料理です。
船内にある、二つの有料レストランの一つで、チャージ料が、1人60ドルかかります。

(画像は、SilverSea Cruise HPよりお借りしました)
有料レストランなだけあり、サービスもお料理も、他レストランよりもクオリティが高いのだろうと、一度は伺ってみたかったのですが、終盤に少し体調を崩してしまい、フレンチは避けたほうがよいかなと、行けずじまいでした。
訪れた方に伺った話しでは、コースの品数が多い、お料理のほとんどにロブスターが入っていた、高級食材が多用されている、ヴィンテージのワインコレクションが素晴らしいなどなど。お客様はかなり少ないようで、寂しかったor貸切状態で楽しめたと、それが良くも悪くもは、皆さまそれぞれのご感想ですね^^
どのレストランのどのウェイターの方も、様々なリクエストに応え慣れている感じで、柔軟性がありました。メニューになくとも、「こういうのがいいなぁ」といえば、必ずできる限りのことをしてくださり、もしそれが難しい場合は、A案、B案といった形で、提案してくださるんですね。またそれがすごくスマートに、こなれた対応をしてくださるので、こちらとしても、あまり恐縮することなく、相談しやすかったです。 そのおかげさまで、いつもどこででも気持ちよくお食事することができました。
あと、お料理は、シンプルな味付けのものが多いなぁという印象を受けました。私がチョイスしたものがたまたまかもしれませんが…。すみません、もっと毒々しいものや激甘なものがあるかなと思っていたのですが、全体的にヘルシーに調理されていると感じました。この船に乗船される方は、常に健康を気にしていらっしゃる方も多いと思いますから、ヘルシーなお料理の提供を意識されるのは、とても大切なことかもしれません。
ただ、これだけメニュー数が豊富ですから、自分次第で、自分好みのどんな形にでも調整できるので、同行者と好き嫌いが違えど、全く問題がないのが良いですよね。 別々のレストランに行ってもいいですし、一人はルームサービスを、一人はレストランへと、普段の陸の旅行ではなかなか実現できないこと(特に一人で夜遅く帰るという安全面)が可能となるので、これもまた船旅の良いところだと思います。
以上、シルバー・ムーン船内の8つのレストランのご紹介でした。
乗客最大数596名に対して、レストランが8つというだけでもすごいのに、さらに、この他にラウンジ / バーが5つもあります。
また追って、そちらの施設についてもご紹介させていただきたいと思います^^
続き(乗船記4)はこちらをどうぞ
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