2018年のことになりますが、憧れのクルーズ船 セブンシーズ・エクスプローラーに乗って、北欧・ロシア・バルト三国を巡る旅をしました。
ブログにも↓ 長々と旅行記を書いていますが、
「You!!まだ乗ったことないのなら、次のクルーズは、シルバーシーで決まりね」と。←ウィンクしながら言われた
その前にも、2016年、2017年にシルバーシーの見学&お食事会にお招きいただき、シルバーシーの優雅な世界を覗かせていただいていたこともあり、いつかは、シルバーシーに乗りたいなぁと夢見ていました。(→2016年のディナー会 →2017年のランチ会)
そんな中、日々は過ぎ、現在2024年なわけですが、なんと! この度、素敵なご縁をいただき、その憧れのシルバーシーに乗って、体験記をレポートするという大変光栄な機会をいただきました。
今日から、何度かに渡って、ブログに乗船記を書き綴ってまいりたいと思います。

今回、乗船させていただいたクルーズは、「陽春の日本絶景ツアー」として、熊野/新宮(和歌山)・徳島・釜山(韓国)・長崎・鹿児島・奄美大島・伊勢志摩(三重)の7都市を巡ります。 こちらは、事前にいただいた、シルバーシー船内についての資料や、寄港地情報&オプショナルツアーのご案内。

出発は、東京の新たな玄関口として、2020年秋に開業した東京国際クルーズターミナルから。ちょうどコロナ禍中にオープンしているのですね。新しく、とても清潔で綺麗でした。
これまで、クルーズ船での旅は、5回経験していますが、アテネ、シンガポール、スプリット、プノンペン、ストックホルムなどいずれも海外発着となるので、今回初めての日本発着。とても新鮮です^^
ちなみに過去5回のクルーズ船での旅はこちらにまとめています。
タクシーで東京国際クルーズターミナルに着くと、けっこうな人数のスタッフの方がお出迎えしてくださり(え・これはVIP気分になってしまうほどに)、すぐにスーツケースを取り出し、受付まで自動的に運ばれるというシステムになっていました。これは、今回のクルーズの特別対応なのか、もしくは、東京国際クルーズターミナルでのデフォルトのサービスなのか・・・気になる^^

まずは、1階のこちらでスーツケースを預け、身軽になった状態で、

2階にあるチェックイン会場へ向かいます。

「次はこちらへ」というご案内もありますが、あちらこちらにスタッフの方がいらっしゃり、少し戸惑っていたら、すぐに飛んできてくださり、次の行き先を教えてくださいました。

2階に上がると、Silver Moonの立て看板が現れます。
そう、今回乗船するのは、ラグジュアリーなクルーズを提供するシルバーシー・クルーズのフラッグシップとなる新造船のシルバー・ムーンです。

こちらで、ワクチン接種の有無など公衆衛生に関する質問票に記入をします。
私はワクチン接種をしていませんが、今回、問題なくシルバー・ムーンに乗ることができました。

その後は、奥にあるラウンジへ通されます。
チェックイン時間は13時〜15時で、私が到着したのは、13時少し前くらいだったでしょうか。すでに、けっこうな方がいらっしゃっていましたが、チェックインのカウンター数は、かなり多く、スムーズに進んでいたので、待ち時間はあまりなく、乗船できました。

チェックインとセキュリティ審査を終え、クルーズ船のエントランスに向かいます。途中にクルーが手作りされた折り紙作品が展示されていました。よろしければ、お好きなものをお部屋にどうぞ、ということでしたが、ひとまず記念撮影を。

バルコニーに出ると、目の前にはシルバー・ムーンの姿が。そして、その前に佇んでいるのは、ジャパネットクルーズのキャラクターのモニュメント。
ご存知の方も多いと思いますが、そうなのです。今回の’’シルバームーンで優雅に巡る 陽春の日本絶景ツアー’’は、ジャパネットが主催しております。「え・ジャパネットって、あの通販のジャパネット?!」と思われた方も中にはいらっしゃるかもしれませんが(実は、私もその1人でして、「ジャパネットって、あの‘’じゃぁ〜ぱねっと、じゃぁ〜ぱねっと🎵‘‘のCMのジャパネットですか?」と、ジャパネットがクルーズ事業に参入されていることを今回初めて知りました。子供の頃、テレビでめっちゃ見てました!!)、そうです、あのジャパネット様です。正確には、株式会社ジャパネットホールディングスのグループ会社で、旅行事業の企画・開発・運営等を行う株式会社ジャパネットツーリズムが実施しております。

(*こちらの画像は、ジャパネットHPよりお借りしています。)
今回は、そのジャパネットが、シルバーシー・クルーズが所有する「シルバー・ムーン」をフルチャーター(全船貸切)しているのです。「し、しるばーしーをフルチャーターって。。そんなことできるの?」と驚いたのですが、ハイ。ジャパネットならできるのです!
また後々ブログにも書きたいと思いますが、乗船されている様々な方とお話をさせていただいたのですが、みなさま必ずおっしゃることが「ジャパネットが主催しているから間違いないと思って」と。’’シルバーシーのことはあまりよく知らないのだけれど、ジャパネットが実施するクルーズだから申し込んでみたのよ’’って方が多かったです。ちなみに私は、一般のパッセンジャーの1人として乗っていますので、伺っているお話は、みなさまの本音だと思います。皆さま、ジャパネットに厚い信頼を寄せられているのだなぁと。そして、今回のクルーズ生活を通して、私もジャパネットのファンになった一人です。
今回は、そのジャパネット初のラグジュアリーツアーであり、かつシルバー・ムーン日本初就航となるクルーズツアーです。

シルバームーンは、ラグジュアリー船となりますので、船そのものはそんなに大きくありません。
クルーズ船には、サービスなどにより、カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船のカテゴリーに分かれますが、一般的に日本のメディアなどで流れる‘’豪華客船‘’というものは、3000人−4000人が乗船する大型のカジュアル・プレミアム船が多いと思います。今回乗船したシルバーシーはもちろん、世界最高峰の客船と言われるセブンシーズ・エクスプローラーなど、ラグジュアリークラスとなると、やはり小型船ですね^^

乗船すると、レセプションがある5階のドルチェヴィータにご案内いただきます。船内には、8つのレストランと5つのラウンジ / バーがありますが、その中でもこのドルチェヴィータは、一番大きなラウンジになります。
お席につくと、すぐにスタッフの方が注文を取りに来てくださいます。やっぱりここはシャンパンで^^ ゆったりソファーに腰掛けながら、ギタリストの生演奏に耳を傾け、早速、優雅なクルーズライフが始まります。

こちらを読みながら、次のご案内を待ちます。
クルーズ生活で、最も大切なものと言っても過言ではない船内新聞。 中を開くと、「に、にほんごになっている!」 そう、全て日本語で書かれていました。
日本路線ですから当然それはそうなのかもしれませんが、海外発着ではまずありえないですし、日本発着であっても外国船ですから、それはやっぱり嬉しいサービスですよね。重要なことは全てここに書かれていて、クルーズ中は、いつも欠かさずに持参しているし、隅々まで読んでいるので、日本語版があるのは有難いです。(後日書きますが、それに加えて、館内放送、レストランのメニューなども全て日本語になっています)

船内新聞に加えて、ジャパネットオリジナルのジャパネットクルーズ通信も配られます。こちらには、ジャパネットオリジナルのイベントや、知って得するクルーズ豆知識、寄港地オプショナルツアーのご案内、船内新聞だけでは足りない注意事項などが記載されています。かなり事細かいことまで説明してくださっていて、「これ聞かなくては」と思っていたことがほぼカバーされていて、質問することが全くなかったほどです。
そういえば、今までのクルーズは、これはどうするんだろう?あれはどうなんだろう?って疑問がたくさんあったな〜。
このクルーズ通信があるおかげ様で、よりクリアに、クルーズライフを楽しめたことは間違いないです。

14時からお部屋(=スイート)に入ることができるということで、先にお部屋に向かいました。
各エレベーター前には、レストラン名もスイートナンバーも記載された案内板がありますので、迷うことはありません。

こちらが船内マップです。
4階から11階までが、乗客が利用するフロアになります。

間もなくして、ショーやコンサート、映画鑑賞などが行われるヴェネチアンラウンジ(5階)で、乗船説明会が始まりました。
皆さま、チェックイン時間がバラバラですから、ガイダンスは、この日に3回行われていました。

全てのお客様が乗船されたのを確認後、避難訓練が行われます。こちらは参加必須。

その後は、緊急警報が鳴ったら、自分がどこへ行くかということを確認して、これにて義務的な?ことは終了。あとは、下船までそれぞれ自由に楽しみます^^

さて、一息ついたところで、シルバーシーについて。
シルバーシーは、モナコに本社を置くラグジュアリークルーズブランドです。全客室が海側、バスタブ付き、ベランダ付きスイート仕様、そして、全客室にバトラーサービスが導入されています。そのシルバーシーから2020年8月にデビューし、最新の設備を搭載した新造船が、今回乗船したシルバー・ムーンになります。

乗船したシルバー・ムーンです。なんと美しい船でしょう。
客室数は、298室。最大乗客数は、596名ですので、船内は、人混みという世界とは無縁で、ゆったりゆとりある空間です。そのため、乗り降りに並ぶこともなければ、レストランが混雑することもなく、待ち時間というものがほぼありません。これが、今回の船旅で、なによりも優雅に感じることでした。
また、最大乗客数596名に対して、乗組員数は411名。乗客の数に迫る乗組員数で、だからこそ、行き届いた手厚いサービスが受けられます。

私が滞在したベランダスイート。こちらがスタンダードの客室となりますが、それで36㎡の広さです。(お部屋30㎡、ベランダ6㎡)
陸のホテルではなく、船上の客室で36㎡(それもスタンダードで)というのは、ラグジュアリー船ならではです。


全室スイートに加えて、全室バスタブ付きです。
バスタブにもシャワーがついていますが、それとは別にシャワーブースもあります。
船旅は、どうしても長期になりますから、バスタブ付きというのは日本人にとっては本当に有難い…。

バスアメニティは、ブルガリです。今では、ホテルのアメニティにブルガリが採用されるのは珍しくないですが、スタート当初からブルガリが用意されていたようです。
そして、これが驚いたのですが、もしブルガリがお気に召さなければ、その2,その3ブランドも用意されています。(詳細は、後日のお部屋紹介時に)

全室に、客室専属のバトラーサービスが導入されています。
バトラーサービスのあるホテルに滞在しても、あまり利用せずに滞在を終えることが多いですが、船旅となると話は別。朝の珈琲から始まって、レストランの予約に、ルームサービスの手配など、このバトラーのきめ細やかなサービスが、船旅をより楽しく快適にしてくれます。

全室バルコニー付き。
船旅には、窓が大切とよく言われていますが、一度バルコニー付きに滞在してしまうと、バルコニーの有無によって、クルーズの満足度はかなり変わると言っても過言ではありません。
自分のバルコニーで誰にも邪魔されずに、ホテル同様、とても美しくセッティングされた朝食を、スッピンでいただくときの幸せ感といったら!

ミニバー無料はもちろんなのですが、自分の好みに合わせて、バトラーがミニバー内のドリンクをアレンジしてくださいます。私が飲んだものは、翌日には2本補充されていたり、赤ワインをグラスで頼んだら、翌日には、フルボトルがセットされたりと、新たに頼む必要ないほど完璧にセットされていくのでした。

ウエルカムシャンパン。
もちろん、シャンパンも好きな時に好きなだけいただけます。

オールインクルーシブですから、ルームサービスも無料で利用できます。それも24時間。
スープ一杯だけというのも、フルコースを頼むこともOKです。今回は、ジャパネットが和食も用意していたので、鈴なりの営業時間内には、お味噌汁もオーダーすることができ、感激してしまいました。
そうそう、チップ代は、料金に含まれているので、船内でチップを支払う必要がないのですが、個人的に、これは船旅の大きな魅力のひとつだと思っています。私はアメリカに住んだことがないので、やっぱりチップには苦手意識があって、海外旅行でいちいち気にするのが少し億劫だったりします。
‘’あ、チップ分用意しなくてはいけないから、コンビニで何か買ってお金崩さなくては”とか、”この場合いくら渡したらいいかな”とか、まだ今も迷ったりするんです。一人旅は大好きで良いことばかりですが、唯一何かデメリットがあるとしたら、チップを気にしなくてはいけないってことかも。その点、夫と旅すると、やっぱり慣れているからスマートにこなしてくれて、すごく楽だなって思います。
話は戻りまして、もちろん特別なお願いをする場合や特に感謝を伝えたいときは別として、基本的なことをしていただく分には、チップのことは気にせずいられるので、乗船中は、とてもリラックスできます^^

船内には、8つのレストランがあり、うち6つは無料で、アラカルトメニューから、好きなものを好きなだけいただけます。ほか2つは、予約料としてチャージがかかりますが、オールインクルーシブの船でも追加料金が必要なスペシャリテレストランを設けていることは多いですよね。
いずれにしても、6つのレストラン、さらにルームサービスも利用でき、各レストランのメニュー数も豊富ですし、日によってメニューが変わったりもしますので、10日間のクルーズですと、有料レストランを利用しない、辿り着けないって方も多いかもしれません。


ラウンジ / バーは、5カ所あるので、毎日違う場所で、アフタヌーンティーやアペリティフをいただいたり。バーでは、毎日生演奏もあります。
そして、もしもちょっと酔ってもすぐにお部屋に戻れる、というのも船旅の良いところですよね。

もちろん、プールやジャグジーもあります。

海風に吹かれ、波の音を聞きながら、船上で入るジャグジー。最高です…!
その他、スパにもジャグジーがあります。上述したプール沿いにあるジャグジーは、他の方に見られてしまうこともあるのですが、スパにあるこのジャグジーは、利用される方がほとんどいなく、常に貸し切り状態でした。

ジムには、最後の2日間以外、毎日通いました。
海を見ていたら、自然と走れてしまうんですよね。 ってごめんなさい、嘘です。ゆっくり亀のように歩いています。

ドライサウナとミストサウナも完備。
無料で利用できるもののほか、スパには有料でプライベート利用できるサウナブースもあります。

ショーラウンジであるヴェネチアンラウンジでは、講演、コンサート、映画鑑賞など、毎日何かしらのイベントが開催されます。
乗船説明会もこちらで行われましたが、出国審査、入国審査もここで行われたことには驚きました。日本発着のクルーズ船の場合は、船内で行われるものなのか、もしくは、今回のシルバーシーが特別なのか。。またそちらについては後日改めて。

シルバーシーが誇る専属のダンサーや歌手たちの迫力あるステージ。ディナー後にドリンク片手に立ち寄るのが楽しみの一つでした。これぞ非日常のひと時です。

小型船ながらもカジノもあります。ルーレット、BJ、スロットの3つだったかな。
基本は、夜7時からオープン。今回私は、珍しく利用しませんでしたが、時々覗いてみると、いつも誰かしら利用者がいました。初心者向けセミナーや、トーナメントなどもあり、仲良くなった方に伺った話によると、かなり盛り上がっていたそうです🎵

船内ブティックには、ヴィトン、シャネル、エルメスなどのヴィンテージ(シルバーシーが購入し、メンテナンスをしつつ販売していて、ほぼ新品と同じとのこと)も豊富に販売されていました。
ショップの営業は、だいたい夜8時~10時頃でした。

シルバー・ムーンでは、大型クルーズでは通ることができない瀬戸内海ルートも堪能できました。(※このお写真は、釜山です)

そして、船旅最大の魅力といえば、手ぶらで旅先での観光を楽しめることですよね。重たいスーツケースを持つ必要もないし、次の目的地へ行くのに荷造り・荷解きの必要もないのは、本当に快適です。

寝て、起きたら次の目的地に着いているんです。それも交通費がかからないんですもの。こんなに、お得でラクな旅ってない!

各寄港地では、オプショナルツアーが5、6つほど用意されていて、全てジャパネットオリジナルツアーです。例えば、熊野では、通常は公開していない補陀洛山寺のご本尊を特別拝観できたり、徳島では、大塚国際美術館をこのツアーのお客様だけの貸切で鑑賞できたり、長崎では、貸切で軍艦等上陸クルーズができたりと、すごく豪華な内容でした。
そのほか、もちろん各自自由に下船して、観光もできます^^

こちらは、釜山で下船した時のお写真。ちょっとした歓迎セレモニーがありました。


14年ぶりの訪問となった釜山で、自由観光を楽しみました。いまは、素敵なカフェがいっぱいあるのですね。
あいにくのお天気だったけれど楽しかったなー。
以上、ここまでは、シルバーシーで用意されているサービスです。(オプショナルツアーは、今回ジャパネットのお客様向けに特別に用意されたものですが、シルバーシー側でも、各地でオプショナルツアーは用意されています)
まだほかにもあると思うので、気づき&思い出し次第、続きのブログにも書いていこうと思います。
そして、このほかに、ジャパネットクルーズだからこその特別なおもてなしがあります。
6つのレストランの一つには、7年連続ミシュラン一つ星を獲得している「鈴なり」のレストランがあります。
これは、通常のシルバーシーでは提供されません。ジャパネットがチャーターをした、この期間だけのスペシャルレストランで、実際に、鈴なりの村田シェフが乗船され、直々に料理を振舞われていました。
これは、本当に特別感があり、嬉しいサプライズでした!

朝食も営業していますので、毎日、朝ご飯は和食!という方には、これだけでも価値があるクルーズ船ではないでしょうか。現に、”朝食は、毎日鈴なりでいただいているわ”、という乗客の方もいらっしゃいました。
船の上で、美味しい和食をいただけるのは何と有難いことでしょう。
ちなみに、シルバーシーには、カイセキという有料レストランがあり、こちらでも和食がいただけます。が、お名前からも分かりますように、いかにも外国にある日本料理的なものなので、毎日は食べられないかなと思います。
もし鈴なりがなければ、和食大好き、和食しか受け入れられないという方には、なかなか厳しいかもと正直思います。

そして、ジャパネットならではのスペシャルコンサートが用意されています。
今回は、10日間で4回あり、日本を代表する世界的トランペッターの日野皓正さんはじめ、豪華なゲストが出演されました。

あと、こちらも嬉しかったことの一つ。
11階にあるライブラリー内には、青山ブックセンターが、ジャパネットクルーズのために選書した約1000冊の日本の書籍が用意されていました。

ライブラリーは、24時間営業。カフェも併設されているので、景色を眺めながらこちらで本を読むもよし、お部屋に本を持っていくこともできました。
滞在したスイート、レストランでいただいたもの、スパをはじめとする船内施設、寄港地での旅行記など、また順次書いていきたいと思います。
乗船記その2はこちらをどうぞ
→インスタグラム
*******************
☆一人旅ランキングに参加しています。

にほんブログ村
*******************
ブログにも↓ 長々と旅行記を書いていますが、
「You!!まだ乗ったことないのなら、次のクルーズは、シルバーシーで決まりね」と。←ウィンクしながら言われた
その前にも、2016年、2017年にシルバーシーの見学&お食事会にお招きいただき、シルバーシーの優雅な世界を覗かせていただいていたこともあり、いつかは、シルバーシーに乗りたいなぁと夢見ていました。(→2016年のディナー会 →2017年のランチ会)
そんな中、日々は過ぎ、現在2024年なわけですが、なんと! この度、素敵なご縁をいただき、その憧れのシルバーシーに乗って、体験記をレポートするという大変光栄な機会をいただきました。
今日から、何度かに渡って、ブログに乗船記を書き綴ってまいりたいと思います。

今回、乗船させていただいたクルーズは、「陽春の日本絶景ツアー」として、熊野/新宮(和歌山)・徳島・釜山(韓国)・長崎・鹿児島・奄美大島・伊勢志摩(三重)の7都市を巡ります。 こちらは、事前にいただいた、シルバーシー船内についての資料や、寄港地情報&オプショナルツアーのご案内。

出発は、東京の新たな玄関口として、2020年秋に開業した東京国際クルーズターミナルから。ちょうどコロナ禍中にオープンしているのですね。新しく、とても清潔で綺麗でした。
これまで、クルーズ船での旅は、5回経験していますが、アテネ、シンガポール、スプリット、プノンペン、ストックホルムなどいずれも海外発着となるので、今回初めての日本発着。とても新鮮です^^
ちなみに過去5回のクルーズ船での旅はこちらにまとめています。
タクシーで東京国際クルーズターミナルに着くと、けっこうな人数のスタッフの方がお出迎えしてくださり(え・これはVIP気分になってしまうほどに)、すぐにスーツケースを取り出し、受付まで自動的に運ばれるというシステムになっていました。これは、今回のクルーズの特別対応なのか、もしくは、東京国際クルーズターミナルでのデフォルトのサービスなのか・・・気になる^^

まずは、1階のこちらでスーツケースを預け、身軽になった状態で、

2階にあるチェックイン会場へ向かいます。

「次はこちらへ」というご案内もありますが、あちらこちらにスタッフの方がいらっしゃり、少し戸惑っていたら、すぐに飛んできてくださり、次の行き先を教えてくださいました。

2階に上がると、Silver Moonの立て看板が現れます。
そう、今回乗船するのは、ラグジュアリーなクルーズを提供するシルバーシー・クルーズのフラッグシップとなる新造船のシルバー・ムーンです。

こちらで、ワクチン接種の有無など公衆衛生に関する質問票に記入をします。
私はワクチン接種をしていませんが、今回、問題なくシルバー・ムーンに乗ることができました。

その後は、奥にあるラウンジへ通されます。
チェックイン時間は13時〜15時で、私が到着したのは、13時少し前くらいだったでしょうか。すでに、けっこうな方がいらっしゃっていましたが、チェックインのカウンター数は、かなり多く、スムーズに進んでいたので、待ち時間はあまりなく、乗船できました。

チェックインとセキュリティ審査を終え、クルーズ船のエントランスに向かいます。途中にクルーが手作りされた折り紙作品が展示されていました。よろしければ、お好きなものをお部屋にどうぞ、ということでしたが、ひとまず記念撮影を。

バルコニーに出ると、目の前にはシルバー・ムーンの姿が。そして、その前に佇んでいるのは、ジャパネットクルーズのキャラクターのモニュメント。
ご存知の方も多いと思いますが、そうなのです。今回の’’シルバームーンで優雅に巡る 陽春の日本絶景ツアー’’は、ジャパネットが主催しております。「え・ジャパネットって、あの通販のジャパネット?!」と思われた方も中にはいらっしゃるかもしれませんが(実は、私もその1人でして、「ジャパネットって、あの‘’じゃぁ〜ぱねっと、じゃぁ〜ぱねっと🎵‘‘のCMのジャパネットですか?」と、ジャパネットがクルーズ事業に参入されていることを今回初めて知りました。子供の頃、テレビでめっちゃ見てました!!)、そうです、あのジャパネット様です。正確には、株式会社ジャパネットホールディングスのグループ会社で、旅行事業の企画・開発・運営等を行う株式会社ジャパネットツーリズムが実施しております。

(*こちらの画像は、ジャパネットHPよりお借りしています。)
今回は、そのジャパネットが、シルバーシー・クルーズが所有する「シルバー・ムーン」をフルチャーター(全船貸切)しているのです。「し、しるばーしーをフルチャーターって。。そんなことできるの?」と驚いたのですが、ハイ。ジャパネットならできるのです!
また後々ブログにも書きたいと思いますが、乗船されている様々な方とお話をさせていただいたのですが、みなさま必ずおっしゃることが「ジャパネットが主催しているから間違いないと思って」と。’’シルバーシーのことはあまりよく知らないのだけれど、ジャパネットが実施するクルーズだから申し込んでみたのよ’’って方が多かったです。ちなみに私は、一般のパッセンジャーの1人として乗っていますので、伺っているお話は、みなさまの本音だと思います。皆さま、ジャパネットに厚い信頼を寄せられているのだなぁと。そして、今回のクルーズ生活を通して、私もジャパネットのファンになった一人です。
今回は、そのジャパネット初のラグジュアリーツアーであり、かつシルバー・ムーン日本初就航となるクルーズツアーです。

シルバームーンは、ラグジュアリー船となりますので、船そのものはそんなに大きくありません。
クルーズ船には、サービスなどにより、カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船のカテゴリーに分かれますが、一般的に日本のメディアなどで流れる‘’豪華客船‘’というものは、3000人−4000人が乗船する大型のカジュアル・プレミアム船が多いと思います。今回乗船したシルバーシーはもちろん、世界最高峰の客船と言われるセブンシーズ・エクスプローラーなど、ラグジュアリークラスとなると、やはり小型船ですね^^

乗船すると、レセプションがある5階のドルチェヴィータにご案内いただきます。船内には、8つのレストランと5つのラウンジ / バーがありますが、その中でもこのドルチェヴィータは、一番大きなラウンジになります。
お席につくと、すぐにスタッフの方が注文を取りに来てくださいます。やっぱりここはシャンパンで^^ ゆったりソファーに腰掛けながら、ギタリストの生演奏に耳を傾け、早速、優雅なクルーズライフが始まります。

こちらを読みながら、次のご案内を待ちます。
クルーズ生活で、最も大切なものと言っても過言ではない船内新聞。 中を開くと、「に、にほんごになっている!」 そう、全て日本語で書かれていました。
日本路線ですから当然それはそうなのかもしれませんが、海外発着ではまずありえないですし、日本発着であっても外国船ですから、それはやっぱり嬉しいサービスですよね。重要なことは全てここに書かれていて、クルーズ中は、いつも欠かさずに持参しているし、隅々まで読んでいるので、日本語版があるのは有難いです。(後日書きますが、それに加えて、館内放送、レストランのメニューなども全て日本語になっています)

船内新聞に加えて、ジャパネットオリジナルのジャパネットクルーズ通信も配られます。こちらには、ジャパネットオリジナルのイベントや、知って得するクルーズ豆知識、寄港地オプショナルツアーのご案内、船内新聞だけでは足りない注意事項などが記載されています。かなり事細かいことまで説明してくださっていて、「これ聞かなくては」と思っていたことがほぼカバーされていて、質問することが全くなかったほどです。
そういえば、今までのクルーズは、これはどうするんだろう?あれはどうなんだろう?って疑問がたくさんあったな〜。
このクルーズ通信があるおかげ様で、よりクリアに、クルーズライフを楽しめたことは間違いないです。

14時からお部屋(=スイート)に入ることができるということで、先にお部屋に向かいました。
各エレベーター前には、レストラン名もスイートナンバーも記載された案内板がありますので、迷うことはありません。

こちらが船内マップです。
4階から11階までが、乗客が利用するフロアになります。

間もなくして、ショーやコンサート、映画鑑賞などが行われるヴェネチアンラウンジ(5階)で、乗船説明会が始まりました。
皆さま、チェックイン時間がバラバラですから、ガイダンスは、この日に3回行われていました。

全てのお客様が乗船されたのを確認後、避難訓練が行われます。こちらは参加必須。

その後は、緊急警報が鳴ったら、自分がどこへ行くかということを確認して、これにて義務的な?ことは終了。あとは、下船までそれぞれ自由に楽しみます^^

さて、一息ついたところで、シルバーシーについて。
シルバーシーは、モナコに本社を置くラグジュアリークルーズブランドです。全客室が海側、バスタブ付き、ベランダ付きスイート仕様、そして、全客室にバトラーサービスが導入されています。そのシルバーシーから2020年8月にデビューし、最新の設備を搭載した新造船が、今回乗船したシルバー・ムーンになります。

乗船したシルバー・ムーンです。なんと美しい船でしょう。
客室数は、298室。最大乗客数は、596名ですので、船内は、人混みという世界とは無縁で、ゆったりゆとりある空間です。そのため、乗り降りに並ぶこともなければ、レストランが混雑することもなく、待ち時間というものがほぼありません。これが、今回の船旅で、なによりも優雅に感じることでした。
また、最大乗客数596名に対して、乗組員数は411名。乗客の数に迫る乗組員数で、だからこそ、行き届いた手厚いサービスが受けられます。

私が滞在したベランダスイート。こちらがスタンダードの客室となりますが、それで36㎡の広さです。(お部屋30㎡、ベランダ6㎡)
陸のホテルではなく、船上の客室で36㎡(それもスタンダードで)というのは、ラグジュアリー船ならではです。


全室スイートに加えて、全室バスタブ付きです。
バスタブにもシャワーがついていますが、それとは別にシャワーブースもあります。
船旅は、どうしても長期になりますから、バスタブ付きというのは日本人にとっては本当に有難い…。

バスアメニティは、ブルガリです。今では、ホテルのアメニティにブルガリが採用されるのは珍しくないですが、スタート当初からブルガリが用意されていたようです。
そして、これが驚いたのですが、もしブルガリがお気に召さなければ、その2,その3ブランドも用意されています。(詳細は、後日のお部屋紹介時に)

全室に、客室専属のバトラーサービスが導入されています。
バトラーサービスのあるホテルに滞在しても、あまり利用せずに滞在を終えることが多いですが、船旅となると話は別。朝の珈琲から始まって、レストランの予約に、ルームサービスの手配など、このバトラーのきめ細やかなサービスが、船旅をより楽しく快適にしてくれます。

全室バルコニー付き。
船旅には、窓が大切とよく言われていますが、一度バルコニー付きに滞在してしまうと、バルコニーの有無によって、クルーズの満足度はかなり変わると言っても過言ではありません。
自分のバルコニーで誰にも邪魔されずに、ホテル同様、とても美しくセッティングされた朝食を、スッピンでいただくときの幸せ感といったら!

ミニバー無料はもちろんなのですが、自分の好みに合わせて、バトラーがミニバー内のドリンクをアレンジしてくださいます。私が飲んだものは、翌日には2本補充されていたり、赤ワインをグラスで頼んだら、翌日には、フルボトルがセットされたりと、新たに頼む必要ないほど完璧にセットされていくのでした。

ウエルカムシャンパン。
もちろん、シャンパンも好きな時に好きなだけいただけます。

オールインクルーシブですから、ルームサービスも無料で利用できます。それも24時間。
スープ一杯だけというのも、フルコースを頼むこともOKです。今回は、ジャパネットが和食も用意していたので、鈴なりの営業時間内には、お味噌汁もオーダーすることができ、感激してしまいました。
そうそう、チップ代は、料金に含まれているので、船内でチップを支払う必要がないのですが、個人的に、これは船旅の大きな魅力のひとつだと思っています。私はアメリカに住んだことがないので、やっぱりチップには苦手意識があって、海外旅行でいちいち気にするのが少し億劫だったりします。
‘’あ、チップ分用意しなくてはいけないから、コンビニで何か買ってお金崩さなくては”とか、”この場合いくら渡したらいいかな”とか、まだ今も迷ったりするんです。一人旅は大好きで良いことばかりですが、唯一何かデメリットがあるとしたら、チップを気にしなくてはいけないってことかも。その点、夫と旅すると、やっぱり慣れているからスマートにこなしてくれて、すごく楽だなって思います。
話は戻りまして、もちろん特別なお願いをする場合や特に感謝を伝えたいときは別として、基本的なことをしていただく分には、チップのことは気にせずいられるので、乗船中は、とてもリラックスできます^^

船内には、8つのレストランがあり、うち6つは無料で、アラカルトメニューから、好きなものを好きなだけいただけます。ほか2つは、予約料としてチャージがかかりますが、オールインクルーシブの船でも追加料金が必要なスペシャリテレストランを設けていることは多いですよね。
いずれにしても、6つのレストラン、さらにルームサービスも利用でき、各レストランのメニュー数も豊富ですし、日によってメニューが変わったりもしますので、10日間のクルーズですと、有料レストランを利用しない、辿り着けないって方も多いかもしれません。


ラウンジ / バーは、5カ所あるので、毎日違う場所で、アフタヌーンティーやアペリティフをいただいたり。バーでは、毎日生演奏もあります。
そして、もしもちょっと酔ってもすぐにお部屋に戻れる、というのも船旅の良いところですよね。

もちろん、プールやジャグジーもあります。

海風に吹かれ、波の音を聞きながら、船上で入るジャグジー。最高です…!

その他、スパにもジャグジーがあります。上述したプール沿いにあるジャグジーは、他の方に見られてしまうこともあるのですが、スパにあるこのジャグジーは、利用される方がほとんどいなく、常に貸し切り状態でした。

ジムには、最後の2日間以外、毎日通いました。
海を見ていたら、自然と走れてしまうんですよね。 ってごめんなさい、嘘です。ゆっくり

ドライサウナとミストサウナも完備。
無料で利用できるもののほか、スパには有料でプライベート利用できるサウナブースもあります。

ショーラウンジであるヴェネチアンラウンジでは、講演、コンサート、映画鑑賞など、毎日何かしらのイベントが開催されます。
乗船説明会もこちらで行われましたが、出国審査、入国審査もここで行われたことには驚きました。日本発着のクルーズ船の場合は、船内で行われるものなのか、もしくは、今回のシルバーシーが特別なのか。。またそちらについては後日改めて。

シルバーシーが誇る専属のダンサーや歌手たちの迫力あるステージ。ディナー後にドリンク片手に立ち寄るのが楽しみの一つでした。これぞ非日常のひと時です。

小型船ながらもカジノもあります。ルーレット、BJ、スロットの3つだったかな。
基本は、夜7時からオープン。今回私は、

船内ブティックには、ヴィトン、シャネル、エルメスなどのヴィンテージ(シルバーシーが購入し、メンテナンスをしつつ販売していて、ほぼ新品と同じとのこと)も豊富に販売されていました。
ショップの営業は、だいたい夜8時~10時頃でした。

シルバー・ムーンでは、大型クルーズでは通ることができない瀬戸内海ルートも堪能できました。(※このお写真は、釜山です)

そして、船旅最大の魅力といえば、手ぶらで旅先での観光を楽しめることですよね。重たいスーツケースを持つ必要もないし、次の目的地へ行くのに荷造り・荷解きの必要もないのは、本当に快適です。

寝て、起きたら次の目的地に着いているんです。それも交通費がかからないんですもの。こんなに、お得でラクな旅ってない!

各寄港地では、オプショナルツアーが5、6つほど用意されていて、全てジャパネットオリジナルツアーです。例えば、熊野では、通常は公開していない補陀洛山寺のご本尊を特別拝観できたり、徳島では、大塚国際美術館をこのツアーのお客様だけの貸切で鑑賞できたり、長崎では、貸切で軍艦等上陸クルーズができたりと、すごく豪華な内容でした。
そのほか、もちろん各自自由に下船して、観光もできます^^

こちらは、釜山で下船した時のお写真。ちょっとした歓迎セレモニーがありました。


14年ぶりの訪問となった釜山で、自由観光を楽しみました。いまは、素敵なカフェがいっぱいあるのですね。
あいにくのお天気だったけれど楽しかったなー。
以上、ここまでは、シルバーシーで用意されているサービスです。(オプショナルツアーは、今回ジャパネットのお客様向けに特別に用意されたものですが、シルバーシー側でも、各地でオプショナルツアーは用意されています)
まだほかにもあると思うので、気づき&思い出し次第、続きのブログにも書いていこうと思います。
そして、このほかに、ジャパネットクルーズだからこその特別なおもてなしがあります。

これは、通常のシルバーシーでは提供されません。ジャパネットがチャーターをした、この期間だけのスペシャルレストランで、実際に、鈴なりの村田シェフが乗船され、直々に料理を振舞われていました。
これは、本当に特別感があり、嬉しいサプライズでした!

朝食も営業していますので、毎日、朝ご飯は和食!という方には、これだけでも価値があるクルーズ船ではないでしょうか。現に、”朝食は、毎日鈴なりでいただいているわ”、という乗客の方もいらっしゃいました。
船の上で、美味しい和食をいただけるのは何と有難いことでしょう。
ちなみに、シルバーシーには、カイセキという有料レストランがあり、こちらでも和食がいただけます。が、お名前からも分かりますように、いかにも外国にある日本料理的なものなので、毎日は食べられないかなと思います。
もし鈴なりがなければ、和食大好き、和食しか受け入れられないという方には、なかなか厳しいかもと正直思います。

そして、ジャパネットならではのスペシャルコンサートが用意されています。
今回は、10日間で4回あり、日本を代表する世界的トランペッターの日野皓正さんはじめ、豪華なゲストが出演されました。

あと、こちらも嬉しかったことの一つ。
11階にあるライブラリー内には、青山ブックセンターが、ジャパネットクルーズのために選書した約1000冊の日本の書籍が用意されていました。

ライブラリーは、24時間営業。カフェも併設されているので、景色を眺めながらこちらで本を読むもよし、お部屋に本を持っていくこともできました。
滞在したスイート、レストランでいただいたもの、スパをはじめとする船内施設、寄港地での旅行記など、また順次書いていきたいと思います。
乗船記その2はこちらをどうぞ
→インスタグラム
*******************
☆一人旅ランキングに参加しています。

にほんブログ村
*******************