台湾では(中華圏では)、産後に坐月子をする習慣があります。坐月子は、日本語では「産後の肥立ち」の意味が近いのかな。出産を終えたママは、しっかり自分の体を休めることを優先する。この坐月子をキチンと行うことにより、更年期をより健康に楽に過ごせると言われていて、妊娠が発覚したら、まずは坐月子をどこで行うか?家族で話し合いがもたれるほど、中華圏ではとても大切にされている文化です。
多くの人は、その坐月子をするため、退院後に、月子中心(産後ケアセンター)に入ります。
そこで、栄養たっぷりの月子餐(産後の回復を高めるための漢方食)をいただくのですが、今日は、その月子餐について書きたいと思います。
「台湾の方は、朝ご飯にどんなものを食べているの?」と聞かれても、日本もそうだと思いますが、それは人によって全く違うので、答えがバラバラなってしまうのですが、「産後に何を食べるか」と聞かれたら、答えはひとつ。この月子餐だと思います。
私が出産した病院では、お食事は付いていなく、自分で頼むことになっていたので(一応、病院でも提携しているお弁当屋さんや月子餐があり、健康食、流動食、麺中心、飲茶中心など7種類くらいのメニューがあるのですが、看護師さんは「Uber Eatsの方がいいと思うよ」と進めるくらいアレなのです。実際、私も以前入院した際に、こちらでお願いしたことがあるのですが、確かにアレでした^^;)、今回は、自分で月子餐を用意することにしました。
台湾には、たくさんの月子餐専門店があり、どのお店も試食ができるようになっています。今回は、3つのお店の月子餐を食べ比べしてみました。

一つ目は、皇太后頂級月子膳食。なんだか名前からして、栄養がありそうな‥
ここは、よく広告が出ていて、ネットで紹介されている方も多く、メジャーなお店だったので、頼んでみました。

月子餐の良いところは、陶器で届けられるので、出来立てを熱々の状態でいただけます。1日三食、お家の前に届けてくれます。今でこそ、Uber Eatsが発達して、それも当たり前のことになっていますが、昔は、このお家の前まで3食自動的に届けてもらえる、というのは貴重なことだったと思います。

メニューは決まっていて、選ぶことはできませんが、苦手な食材やアレルギーなどを事前にお伝えしておくと、それを除いてくれます。

こんな形の容器に入っているので、かなり熱々です。

どのお店も、必ずお茶が入っています。滋養強壮だったり、子宮の収縮を助けたり、新陳代謝を促したり、母乳を出やすくしたりなど、産後ママに効果のありそうなお茶です。

内容はこんな感じ。どのお店も、見た目はあまり美味しそうに見えません失礼な が、実際は、素材の味が生かされつつも、手が込んでいてとても美味しいのです。

月子餐の中で、最も重要なスープ。毎食必ずスープがあります。こちらは、鱸魚(スズキ)。傷口の回復を高める効果があると言われていて、台湾では、手術後は、毎日スズキのスープを食べるのが良いとされていて、かなりの人が信じています。




月子餐は、産後の回復を高めるための食事なので、基本的には、脂控えめ、塩分控えめの調理で、身体を温める食材と漢方が使われています。

デザートは、紫サツマイモのスープです。デザートもスープ系が多いですね。月子餐では、母乳がたくさん出るように、そして体を温めるように、とにかくスープ系のお食事が大切のようです。

二つ目は、月芽頂級月子餐。こちらは、ネットでの口コミがすごく良かったので頼んでみました。
段ボールで届いたのは、今は、疫情の関係で、試食の際には、回収しなければならない陶器ではなくて、1回での使い捨てができるプラスチック容器を推奨しているとのことでした。

多くのお店は、試食の場合は、お昼のみの提供となっていましたが、こちらは夜も選べました。ただし、お昼なら○曜日、夜なら○曜日と曜日は決められています。

段ボールを開けると、ホッカホカ。

ここは、お湯までくれるのね~!なんて感心していたら、

飲むようではなかった。当たり前か

お茶は、2パック入っていました。

内容はこんな感じ。見た目は素朴で、あまり美味しそうには見えないかもしれないですが、薄味でありながらもしっかりお出汁がきいているというか、物足りなさ感がないのです。


こちらは、スープが2種類入っていました。夕食の場合は、その後お夜食に食べられるようにと、もう一つスープが入っています。


見た目は地味ですが、一つ一つ、しっかり美味しいです。

三つ目は、芽果月子餐。ここは、お世話になった月子中心(産後ケアセンター)のスタッフの方からお勧めいただいたので、頼んでみました。こちらは、陶器での提供か、そのまま捨てられるプラスチックでの提供か選択できました。プラスチックの方が、200元お安かった^^

そういえば、こちらは、試食の段階では、お茶は付いていなかったですね。

内容はこんな感じ。


こちらも、スープは2種類! と思ったら、下の画像のレンコンのスープは、デザートでした。
昼食の場合は、このような形で、スイーツがつきます。3時のおやつに食べる用です。(月子餐は、一般的には、朝、昼、おやつ、夕、お夜食の1日5食となっているようです)




どのお店も、最低限、ご飯・お野菜・メイン2つ・スープが基本でした。
そして、こちらのお店は、すご〜く自分好みでした。

お値段はこんな感じです。勿論お店によって、少しの違いはありますが、台北の相場的には、上記のような感じでした。期間が多ければ多いほど、割引になります。
3つを試食してみて、私は3つ目の芽果が好みでした。
1つ目の皇太后は、少し脂っぽかったかなと(それでも普通のお食事よりは、かなり控えめです。あくまでもこの3つの中では、、、です)、2つ目の月芽もお味的には悪くはなかったのですが、「オイスターソースをNGにしてほしい」というリクエストが通らず、一方で3つ目の芽果は、そのリクエストも通り、かつ毎日昼食時のスープをスズキにすることも可能という形で、柔軟に対応してくださいました。ですので、入院中のお食事と、あとは産後ケアセンターから自宅に戻ってからのしばらくのお食事を芽果でお願いすることにしました。
またそのうち、入院時の食事日記も書きたいと思っています^^
→インスタグラム
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多くの人は、その坐月子をするため、退院後に、月子中心(産後ケアセンター)に入ります。
そこで、栄養たっぷりの月子餐(産後の回復を高めるための漢方食)をいただくのですが、今日は、その月子餐について書きたいと思います。
「台湾の方は、朝ご飯にどんなものを食べているの?」と聞かれても、日本もそうだと思いますが、それは人によって全く違うので、答えがバラバラなってしまうのですが、「産後に何を食べるか」と聞かれたら、答えはひとつ。この月子餐だと思います。
私が出産した病院では、お食事は付いていなく、自分で頼むことになっていたので(一応、病院でも提携しているお弁当屋さんや月子餐があり、健康食、流動食、麺中心、飲茶中心など7種類くらいのメニューがあるのですが、看護師さんは「Uber Eatsの方がいいと思うよ」と進めるくらいアレなのです。実際、私も以前入院した際に、こちらでお願いしたことがあるのですが、確かにアレでした^^;)、今回は、自分で月子餐を用意することにしました。
台湾には、たくさんの月子餐専門店があり、どのお店も試食ができるようになっています。今回は、3つのお店の月子餐を食べ比べしてみました。

一つ目は、皇太后頂級月子膳食。なんだか名前からして、栄養がありそうな‥
ここは、よく広告が出ていて、ネットで紹介されている方も多く、メジャーなお店だったので、頼んでみました。

月子餐の良いところは、陶器で届けられるので、出来立てを熱々の状態でいただけます。1日三食、お家の前に届けてくれます。今でこそ、Uber Eatsが発達して、それも当たり前のことになっていますが、昔は、このお家の前まで3食自動的に届けてもらえる、というのは貴重なことだったと思います。

メニューは決まっていて、選ぶことはできませんが、苦手な食材やアレルギーなどを事前にお伝えしておくと、それを除いてくれます。

こんな形の容器に入っているので、かなり熱々です。

どのお店も、必ずお茶が入っています。滋養強壮だったり、子宮の収縮を助けたり、新陳代謝を促したり、母乳を出やすくしたりなど、産後ママに効果のありそうなお茶です。

内容はこんな感じ。どのお店も、見た目はあまり美味しそうに見えません失礼な が、実際は、素材の味が生かされつつも、手が込んでいてとても美味しいのです。

月子餐の中で、最も重要なスープ。毎食必ずスープがあります。こちらは、鱸魚(スズキ)。傷口の回復を高める効果があると言われていて、台湾では、手術後は、毎日スズキのスープを食べるのが良いとされていて、かなりの人が信じています。




月子餐は、産後の回復を高めるための食事なので、基本的には、脂控えめ、塩分控えめの調理で、身体を温める食材と漢方が使われています。

デザートは、紫サツマイモのスープです。デザートもスープ系が多いですね。月子餐では、母乳がたくさん出るように、そして体を温めるように、とにかくスープ系のお食事が大切のようです。

二つ目は、月芽頂級月子餐。こちらは、ネットでの口コミがすごく良かったので頼んでみました。
段ボールで届いたのは、今は、疫情の関係で、試食の際には、回収しなければならない陶器ではなくて、1回での使い捨てができるプラスチック容器を推奨しているとのことでした。

多くのお店は、試食の場合は、お昼のみの提供となっていましたが、こちらは夜も選べました。ただし、お昼なら○曜日、夜なら○曜日と曜日は決められています。

段ボールを開けると、ホッカホカ。

ここは、お湯までくれるのね~!なんて感心していたら、

飲むようではなかった。当たり前か

お茶は、2パック入っていました。

内容はこんな感じ。見た目は素朴で、あまり美味しそうには見えないかもしれないですが、薄味でありながらもしっかりお出汁がきいているというか、物足りなさ感がないのです。


こちらは、スープが2種類入っていました。夕食の場合は、その後お夜食に食べられるようにと、もう一つスープが入っています。


見た目は地味ですが、一つ一つ、しっかり美味しいです。

三つ目は、芽果月子餐。ここは、お世話になった月子中心(産後ケアセンター)のスタッフの方からお勧めいただいたので、頼んでみました。こちらは、陶器での提供か、そのまま捨てられるプラスチックでの提供か選択できました。プラスチックの方が、200元お安かった^^

そういえば、こちらは、試食の段階では、お茶は付いていなかったですね。

内容はこんな感じ。


こちらも、スープは2種類! と思ったら、下の画像のレンコンのスープは、デザートでした。
昼食の場合は、このような形で、スイーツがつきます。3時のおやつに食べる用です。(月子餐は、一般的には、朝、昼、おやつ、夕、お夜食の1日5食となっているようです)




どのお店も、最低限、ご飯・お野菜・メイン2つ・スープが基本でした。
そして、こちらのお店は、すご〜く自分好みでした。

お値段はこんな感じです。勿論お店によって、少しの違いはありますが、台北の相場的には、上記のような感じでした。期間が多ければ多いほど、割引になります。
3つを試食してみて、私は3つ目の芽果が好みでした。
1つ目の皇太后は、少し脂っぽかったかなと(それでも普通のお食事よりは、かなり控えめです。あくまでもこの3つの中では、、、です)、2つ目の月芽もお味的には悪くはなかったのですが、「オイスターソースをNGにしてほしい」というリクエストが通らず、一方で3つ目の芽果は、そのリクエストも通り、かつ毎日昼食時のスープをスズキにすることも可能という形で、柔軟に対応してくださいました。ですので、入院中のお食事と、あとは産後ケアセンターから自宅に戻ってからのしばらくのお食事を芽果でお願いすることにしました。
またそのうち、入院時の食事日記も書きたいと思っています^^
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