2月中旬に日本に一時帰国をしていて、2月23日に台北に戻りました。私は、当初、日本に3月初旬まで滞在する予定でした。けれども、2月22日に、台湾が、日本への渡航をレベル2に引き上げた段階で、翌日にチケットを変更し、出国することにしました。日本でのお仕事はまだ残っていたので、急遽キャンセルせねばならず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、それでも、もし台湾への入国制限がかかり、強制隔離になってしまったら、家族を始め、台湾の皆様にそれ以上にご迷惑をおかけしてしまうと思ったのです。

そして、無事に台湾に戻り、24日から14日間自宅隔離をしていて、昨日、最後の日を迎えました。自宅隔離中は、夫とも別室で、私はお部屋と専用バスルーム以外に足を踏み入れることはなく過ごしていたので、今日から日常に戻れること、とても嬉しいです!


3月8日現在、日本から台湾に入国した場合、隔離の必要はなく、あくまでも、自己健康管理となっています。

自主健康管理とは、以下、日本台湾交流協会HPより
新型コロナウイルスに関する注意喚起(台湾を訪問される或いは滞在中の邦人の皆様へ)
2月24日より,台湾当局は,日本を含む海外旅行感染症アドバイス第一級の「注意(Watch)」及び第二級の「警示(Alert)」の国々から入境する旅客に対して,14日間の自主健康管理措置を求め,1日2回の検温,行動の記録,外出時のマスク着用,公共の場所に出入りすることは出来る限り控え,また,発熱等の症状が現れた場合にはマスク着用の上,速やかに医師の診察を受けること等を求めています。 


ですから、私が入国した2月23日も、自己健康管理のみで、自宅隔離の必要はありませんでした。それでも、なぜ自ら自宅隔離をしたかといえば、家族の健康を守るため。人から人感染は、家庭内で起こることが主となっているので、まずは一番大切な家族の安全を守りたかったです。勿論、私は、入国時も今もピンピンに元気なのですが、このウイルスは無症状でも保菌者である可能性があるということで、だから怖いんですよね。感染力・無症状感染の有無がはっきりと解明されている病気とはわけが違います。 
例え、私は元気であっても、感染経路不明な市中感染が広がっている日本から入国したということで、万が一、私が保菌者であったら、まずは夫に感染させてしまう。そして、夫は、仕事で両親に毎日会いますから、そこから義両親、社員の方々、そしてそこからまた、、となってしまったら…。
大袈裟かもしれません、でも、自分は、体力に自信もあるので、無症状、もしくは軽症で済むかもしれませんが、もしかしたら 他の誰かの命を奪うことになるかもしれないと考えたら、そのリスクを少しでも減らせる、自分ができる最大限のことをしたいと思いました。

日本から入国したということで、台湾の皆さんには、少なからず恐怖を与えていることに違いはありません。みんな、決して口に出しては言わないけれど‥‥  ですから、台湾人の友人知人、それこそ、ご近所に住む方々に、これから会うときに、私が14日間自宅隔離していたことを告げたら、きっとみんなは、安心して、笑顔で迎えてくれるかなと思います。

これは、単に私個人の考えであり、こうした方が良いという勧めでもありませんし、この行動が正解と思っているわけではありません。ただ、一つのケースとして、「へー、こんな人もいるのね」と、読んでいただけたらと思っています^^なかには、’’大袈裟だ''、''過剰反応しすぎだ’’ と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、早くから危機感をもって、政府が厳しい対策を取り、国民が一丸となって協力している台湾の姿を間近で見ていたので、とにかく、台湾を愛する外国人として、ご迷惑をかけないようにしなければと思っていました。そして…昨年私は、病気をして、手術をし、自分が死ぬかもしれないという経験をし、健康というものがどれだけ大切であるかということを心から実感しているので、それもあっての考えです。


旅行だったり、行きたいイベントは、この件が収束したら、またいつでも行けます。SARSは、2002年の11月に始まり、2003年の7月に終わりました。このコロナウイルスが、同じかは分かりません。それでも、各国、それぞれの国に合わせた対策で、必死に頑張っていると思います。ですから、近い未来に、終息できるだろうと願って、そうしたら、あと数週間、いや数カ月かもしれませんが、したいことを我慢するのもよいのかなと思います。生きてさえいたら、何だってできます!

今は、自分は元気だから関係ないではなくて、一人一人の協力、そしてお互いがお互いを思いやる気持ちが大切だと思います。
自分がかからないように、ではなくて、自分がうつさないように気を付けて行動する、そう心掛けて過ごしたいと思うのでした(^ ^)




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