先日(といってもかなり前だのクラッカーですが)、iPadでニュースを見ていると、こんな記事
「「ママ好き男子」急増で考える、新しい親子のカタチ」を目にしました。

最近、’’ママ好き’’、’’お母さんと仲良し’’という日本人男性が増えてきているそう。

私の年代の感覚でいうと、「ママが好き」、「ママと2人で旅行に行く」、あとは、頻繁にママと連絡を取るなどという男性は、確かに「マザコン」と言われてしまうと思います。もちろん、お母さんが好きということはとても良いこと。だって、自分を産んでくれ、育ててくれた母親ですもの。でも、それを公言する男性って、なかなかいなかった(少なくとも、私の周囲では、です)です。どちらかといえば、ちょっと距離を置くといいますか、けっこう冷たくしている人が多かったかなー。多分、そういう男性も母親と二人の時は、優しいのかもしれないけれど、第三者の前では、母と仲が良いのは、自立していない感じ、恥ずかしい、そして何よりもマザコンと思われたくないから、ちょっとつけ放した態度を取っているのかもしれません。

私の兄にしても、今までお付き合いしていた日本人男性にしても、社会人になってからは、両親に会いに行く機会はとても少ないです。お盆とお正月と、あとは、何か用事があった時だけ。実家がすぐ近くであろうとなかろうと、です。 電話に関しても、特に用事がない限りはしていなかった、と思います。

そんな環境で育ってきたので、今住んでいる台湾の「家族に対する考え方」には、当初、ものすごーくビック入りすることが多かったです。


・ご飯を食べに行ったとき、「あー、私これ好き」というと「これ、うちのママも好き」
ある台湾人男性と初めてご飯を食べに行ったとき、私は、海老が好きなので、「私、海老好きなんだよねー」と話したら、「うちのママと同じ。ママも海老大好き」って言われました。
え?(・◇・)なんでここで、あなたのお母様の話が登場するんだろうっとキョトンとしてしまったのですが、その後も、色々な台湾人男性と接していますが、まあ、会話の中で、自身の母親の話はよく出てきますね。

 
・毎週末、実家に帰る
これは、私が出合った台湾人男性、ほぼほぼそうでした。ちょっと離れた場所に一人暮らしをしていて、平日はそこで暮らしますが、週末は実家で過ごします。台北に住んでいる方は、金曜日に台中や宜蘭の実家に帰り、月曜日に台北に戻るという感じ。


・毎週、両親を運動させに行く
台湾人は、日本人以上に健康に気遣っている人が多いように思いますが、毎週末実家に戻って、両親を運動場に連れて行って、一緒に体を動かすんだという方もいれば、家族みんなで山登りしたり、スポーツセンターに行って、バドミントンや卓球をしたり…という方もいます。


・母の病院に毎回付き添い
これも結構驚いたことの一つなんですけども、日本に比べて、一人で病院に行かれない方がとても多いと思いました。父親がもし一緒に行けなければ、娘・息子が付き合うみたいな感じでしょうか。婦人科でも、パートナーと同伴されている方は半分くらいかな。 


・お母さんのアッシー代わり
病院ならまだ理解できますが、普通に、「美容室が終わったから迎えに来て」とか「お友達とお茶し終わったから迎えに来て」とか言われている友人もいた。 えっ(・◇・)彼女かよっと突っ込みたくなりました^^。←実際、台湾人女性は、彼氏に対してこんな感じ。


・母の日は、一年で最大のイベント
母の日の盛り上がり度がすごいのですが、各デパートやショップ、こぞって、「母の日セール」があります。日本のように「お花やプレゼントだけ送っておこう」という考えはなくて、必ず、実家に帰り、ご飯を一緒に食べます。ですから、その週末は、早めにレストランを予約せねばいけません。クリスマスより埋まる率が高いみたいですね。プレゼントに、ママの整形代金を男兄弟3人で払ったなんて言っていて、驚愕でした。 



でも、実家から離れて一人暮らししているのは、まだよいほうで、いつまでも実家に住んでいるという方も多いかも。日本の場合、早く独立させるという考えで、一人暮らしを推奨している傾向がありますが、こちらの場合は、いかに両親と一緒に過ごすのが親孝行という考えが強いように思います。実家に一緒に暮らして、毎日ご飯を一緒に食べていたり。週末一緒に旅行をしたり…お友達より家族優先する方は多い印象を受けます。

そう、それで、先ほどの記事を見て、日本人の考えから言うと、台湾人男性(といいますか中華圏男性)は、控えめにいっても、95%マザコンだと思います。日本人の考えからすると、ですよ。台湾人にしては、当たり前のことであり、単に家族の仲が良いだけですから、マザコンとは言いません。

ネットで、「台湾人 国際結婚」を検索すると、台湾人男性と国際結婚されているたくさんの方のブログがヒットしますが、ほぼほぼ夫のマザコン問題について書かれているんですね。 うん、わかるわかる。もしも、知らずに結婚をしたら、びっくりしますよね。


ちなみに、「台湾人 結婚 後悔」
というキーワードがトップにあるんですけども(爆笑) みなさーん、何があった!?(●´ω`●)


もう10年ちかく台湾に住み、こういう環境にいるので、すっかり慣れてしまい、先ほどの話に戻りますが、男性アイドルグループ「B2takes」の方が、「お母さんと一緒に原宿に出かけたりしても、全然恥ずかしくないですよ」という発言に、こちら台湾では、そんなの朝飯前ですけども?と思って、微笑ましかったです。

結婚しても、「お母さんと2人でお出かけしている」「頻繁に連絡を取っている」と聞くと、「ぎょえーーーーーーーー」とされる方も多いようですが、私的に、これは文化の違いなので、台湾にいる限りは、気になりません。

母親を大切にするのは、とても素晴らしいことだと思いますし、家族愛が強いこともとても良いことだと思いますので、そういう文化は大切にしてほしいと思います。ただ、それが、もし奥さん以上に大切にするのであれば、(実際に台湾では、母>奥さんとなってしまっていることも、稀ではないようで、そうなるとやはり離婚の原因になってしまうようで、実際そういう話もよく聞きますが)やっぱりそれは問題ですけども。中には、お母さんと手をつなぐ人もいるとか聞きますし。。。

うちの夫は、私へのケアを怠らず、毎回
「文化の違いを理解してくれてありがとうね」と感謝の気持ちを述べてくれるので、夫婦間の関係においては、そういう日々の一言が大切なのだと思います。

あ、でももし、それが日本人男性だったら‥‥  私の周囲には、そういう男性はいなかったので、ちょっとわからないのですが、もしも初デートで、お食事中に「これ、うちのママも好き」と言われたら、違和感…どころではなく、ちょっと拒絶反応示すかもです。他国に比べると、日本人の家族関係が希薄ですので、世界的に見たら、もしかしたら日本がおかしいのかもしれませんが、それでも日本で育った私には、やはり、日本人男性に「うちのママが、うちのママが」と言われたら、ちょっとご縁がない男性だなって思ってしまいます。


国際結婚して、文化の違いだから仕方ないと思える寛大な気持ちを、すべてのことに対して思えたら、国籍関係なくすべての人に対して優しくなれるし、何でも受け入れられるのにって思います。
同じ日本人同士だって、育った環境が違えば、当然、考えも習慣も違うんですから、、、、何事にも柔軟に、大きな器を持てるといいなと思います(╹◡╹)



*〇〇人だからと一括りにして、そうではない方もたくさんいらっしゃいますので、あくまでも私が見て、経験して、感じた一個人の意見ですm(_ _)m


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