これまで、新型コロナの国内感染者がほとんどいなく、封じ込め対策優等生と言われていた台湾ですが、先週火曜日に経路不明の症例が報告されました。約一年ぶりの経路不明のケースに、これまでにない緊張が高まり、防疫警戒レベルが第二級に引き上げられ、来月8日まで防疫措置を強化すると公布されました。 

そして、昨日は、コロナ国内症例180人増とさらなる衝撃が走りました。わずか1日で、これまでの国内感染者の累計を上回るという。。 この急激な広がりに驚きを隠せませんが、これが新型コロナウィルスの恐ろしさなのですね。。 

これにより、当日午後4時から5/28まで、台北市と新北市は、防疫警戒レベルが第三級に引き上げられました。 

 第三級になると、どうなるのかというと、 
・室内5人以上、室外10人以上の集会・会食の禁止 
・図書館、映画館、美術館・博物院、動物園、ゲームセンター、クラブ、カラオケ、ジムなど、レジャー・娯楽施設の閉鎖 
・外出時、マスク着用義務
・飲食店は、実名登録制をとる、社交距離を保つ、座席間の仕切り板の設置をする。これらルールに適応できない場合は、テイクアウト、デリバリーのみ。
・5月18日~28日 高校生以下の全ての学校が休校
など。


マスクせずに外出すると最高15000元、施設の閉鎖などに応じない、行動履歴調査に応じない・隠匿の場合(これは第三級前からあります)は最高30万元の罰金が科されるなど、さらに厳しい規制が始まりました。


先週訪れた(まだ二級の時です)レストランもカフェも美容室も、早速実名登録となっていました。(以前からずっと実名制のところもありますが)
*5月19日より台湾全土で第三級 現在は、テイクアウトと宅配のみで、レストラン内での飲食は禁止となっています。


入店する前の入り口で、スタッフのご案内により名前と電話番号を記入する方式、もしくは、QRコードを読み取り、自分で名前と電話番号を入力する方式などなど。スタバでは、お会計カウンター前にQRコードスタンドが用意されていますが、スタッフが忙しくされ、お声がけできないときも、お客さんは自ら進んで、実名入力にしっかり協力されていて、素晴らしいなと思いました。(お会計前のお席に座っていたので)       また、店内に座っているお客さんも食べ飲みするとき以外は、すぐにマスクをつけていましたし、スタッフも各お席に回ってそのようにお願いをしていました。

今週土曜日に伺う予定だったお寿司屋さんからは営業停止のご連絡をいただき、知人が経営するバーやカフェも、この期間お休みするとFBにポストされていました。政府の補償がある、なし関係なく、自主的に営業停止を決めているみたいです。 


政府の対応が素早く、それに対してみんなも信頼していて、よーし、ついて行こう!ウイルスに負けるものか! くさいセリフかもしれませんが、心を一つにしてみんなで頑張ろうと励まし合っています。


これまでコロナを抑え込んでいただけに、急に感染が拡大してしまい、誰しもが不安になってしまうし、ショックだと思うのですが、正しい情報を受け取って、一人一人が協力しあって、この危機を必ず乗り越えられると信じています。 

私もしばらくは、穏やかにおこもり生活をしたいと思います。

台湾加油〜!