ここ数年、日本は台湾ブームのようで、私が台湾に住んでいるというと「台湾大好きです」「よく行きます」などと言ってくださったり、興味を持ってくださっていろいろ質問を受けたりします。住み始めた8年前とは、全く違う反応です。あの頃は「どうして台湾なの?」と言われることが多かったんですけど、今では、台湾を好きと言ってくださる方が多くて、台湾好きの私としては、本当に嬉しいことです!

ここ数か月、台湾の扱いをめぐって、世界中のエアラインが困惑している問題がありましたが、この一件で、私自身、両国間の問題をもっと深く知るようになりました。

以下は、東洋経済オンラインの記事を引用しますが、
→「台湾」の表記を巡って、日本企業が対応に迫られる場面は航空業界ばかりではない。今年5月には中国の「無印良品」が「原産国:台湾」と表記した商品を販売していたとして、上海市当局から20万元(約330万円)の罰金を受けた。

中国では、Made in Taiwanの商品は、売っていないん、、ですね。両国間の関係を普通の日本人よりは知っているとは思っていたんですけど、それでもまだまだ、新しくわかる事実が多すぎて。。。

この、台湾表記の件ですが、世界の多くのエアラインが、中国の要求をほぼ受け入れた形となり、表記変更をしました。  これに対して、台湾側は遺憾といいつつも批判するまでには至らなかったけれど、日系2社にだけは、怒りを露わにしていました。それだけ、台湾にとって、日本に対する感情は特別なものなんですよね。日本だけは、自分たちの味方でいてくれるだろう。変更はしないだろうと思っていたし、いや、思いたかったのでしょう。「台湾」の表記が「中国 台湾」になるなんて、それは、私にとっても悲しいです。(どちらが好きという問題ではなくて、二つの国は、違う国という認識をしているので) だから、それを見た、日本を大好きな台湾人が、どれほど悲しむのか想像できます。  

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JALもANAも、最終的には、中国人向け簡体字、香港人向け繁体字のウェブサイトでは、中国台湾という表記をし、台湾人向け繁体字のウェブサイトでは、台湾のままになったようです。日本の外交方針や台湾人への配慮を考えると、この使い分けは、確かに最善の方法なのかもしれません。

この記事が分かりやすかったですが、→JALとANA「台湾表記」問題で見せた強い意地 
でも、ここには書いていませんが、実は当初は、日本台湾のサイトでも、台北の表記を「台湾(中国)」となっていたそうです。でも、それをみた、親台家の日本人の方が、 訂正要求活動をされ、 24時間も経たないうちに、ウェブサイトは「台湾」の表記に戻っていたとのこと。→台灣變中國台灣 外交部對日航全日空提抗議

ちょっと話は違うのですが、私自身も、今、台湾で仕事をしていて、日本人の方に、原稿のチェックをお願いする際、簡体字でお戻しをいただくことがあります。繁体字でお渡ししているのですが、簡体字でのお戻しをされますと、ちょっとせつなくなることもあります。いや、もしその方がご自身で直してくださるのでしたら、全然問題ないのですが、台湾を中国と同じだと思い、中国人の方に校正を依頼し、簡体字でのお戻しをされてしまうと、「違うんだけどなぁ」と心の中で思ってしまいます( ;  ; )  台湾人向けに読んでいただくものを、簡体字で書くことはできません。悪気はないのだ、ということは重々わかっているのですが、それでも、シュン(ρ゚∩゚) となってしまう私は、本当に台湾が好きなのだと思います。 

けれども、そもそも、両国のデリケートな問題は、知られているようで、でも実は、そこまで深くは知られていなく、仕方のないことなんですよね。。


今、フライトの予約をしようと、今回は台北から直行便のない場所へ行くため、どのエアラインにしようかと考えていたんです。


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シンガポールエアラインも、



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エールフランスも…台湾 中国と表記されています。  ほぼ全てのエアラインが、そうなっているとニュースでは聞いていましたが、実際に目にすると、、、うーん。。違和感があります。



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しかしながら、エールフランスは、台湾向けのサイトは、Taipeiという表記!で、台湾 中国表記を外していました。


今月、台湾中部で開催予定だった国際スポーツ大会「東アジアユースゲームズ」 も急遽中止になってしまいましたし、これからどうなってしまうのかな。。でも、中国が実施した大会中止の投票に対し、日本だけが「棄権」という形をとったことは、すごいことだと思いました。
台湾で「日本に感謝」の声。国際大会を中止させた中国の大誤算



以上、今日の独り言でした。 



8月1日、台湾の出版社「飛鳥文化」にて発売しました。
→「極奢東京 Ciel's LUXURY TOKYO

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