こんにちは。

東京、ちょっと肌寒いですね。
今の季節って、いったい何を着たら良いものか難しいです。。。

さて、今日は、以前 
→ 海外でのお金の管理
をさらりとご紹介させていただきましたが、
その時に少し触れた保険について書きたいと思います。

今まで、海外で病院にお世話になったのは、4回。(台湾除く)
ホーチーミン、ソウル、ミュンヘン、パリ。
そういうわけで、現地治療費用として、
海外旅行保険にお世話になったのも、4回です。
うち、3回がキャッシュレス。
あらかじめ、保険会社に電話をして、
キャッシュレス治療サービスが利用できる病院に行きました。

以前も書いた通り、私は現金はほとんど持ち歩きませんので、
病院へ行くとなっても、ATMまでおろしにいかなければなりませんし、
そもそも、いくらかかるか分からない治療費分を持ち歩くのも怖いので、
できれば、キャッシュレスを利用したい旨を伝えます。

ただ、一度だけ、→ ソウルでは意識がモウロウとしていたため、
自分が病院に行く事もできずにいたので、
その時は、ホテルに医師を呼んでいただきました。
結果、ホテルにチャージされましたので、
カード払いということになったため、現金は持っていなくとも良かったのですが。
(この場合は、帰国後に、保険会社に請求する形です)

先日のパリでは、朝まではルンルン♪元気だったのですが、
12時くらいに突然具合が悪くなりました。
ミーティングが15時に入っていましたので、
とにかくそれまでに復活しなくてはと、慌ててホテルに戻り横になりました。
回復する事はなかったのですが、14時45分ギリギリまで横たわり、
意を決して向かったわけです。

「やまいは、気から」というように、とりあえず気合いをいれ、
最初の20分くらいは、
久々にお会いする方たちもいましたし、シャキッとけっこう頑張っていました。
ところが、徐々に、真っすぐ立っているのが辛くなってきて、
腰を曲げて歩かなければ苦しいくらいに。

そしてまた10分後、もうこの場に寝たいわ。と思うくらいになっていて、
とても話しなんて聞いていられる状態ではなかったです。

そこで初めて告げ、私だけ、ちょっと別の場所で座らせていただきました。
皆さん心配してくださって、
お水やフレッシュジュースを持ってきてくださったり、上着をくださったり・・・。
でももう話しかけられて、それに対応する事も無理になってしまって、
ホテルに戻る事にしました。

ちょっと、話しが長くなってしまいそうですので、
ここからは箇条書きで。
16:00 ホテルで横になる 少しだけ良くなる
17:00 でも眠れないので、病院へ行く事を決意 → カード会社に電話
      選択1 今すぐ何処でも良いから病院に行く
      →この場合、自分でお支払いをし、領収書をいただき後日請求
      選択2 キャッシュレス治療サービスを利用する
      →この場合、パスポートの顔写真と出国した日の証明などが必要になるため
      審査までにちょっと時間がかかります。
      ただし、体勢の整っている病院に行く事ができますし、
      アクセスのサポートもしていただけます。
17:30 確認がとれ、「現地の代理店から連絡がいきます。」と日本から連絡がきました。
17:45 現地の代理店から電話。 
      症状の説明。このとき、喘息のようにゼイゼイなっていた。
      かなりひどくなる。
18:00 息が苦しくなり、呼吸器系ではと心配になり、医療通訳もお願いしたいと伝える。
      日本帰国到着時間の2時間後に大事なミーティングが入っていたため、
      フライトを延ばす事はできないので、何が何でも治してもらいたい
      這いつくばってでも日本に帰りたい!
      (今思えば、めちゃめちゃなことを言っていたと思います)と言う。
18:30 医療通訳の方がホテルまでお迎えにきてくださる。 
19:00 アメリカンホスピタル到着。

時間はもちろん、大雑把ですが、こういった流れでした。




入院部屋は、8畳くらいでしょうか。(⬆は、撮っていただいていたお写真)
けっこう広かったです。
点滴をするまでは、話しもできないくらい衰退していましたが、
点滴3本目くらいには、かなり回復し(相変わらず回復力だけは早い!)
同席してくださっていた医療通訳の方に
旅先での事故や病気のケース、保険のあれこれなど、伺っていました。

海外医療保険を利用される方で多いのは、食中毒だそうです。
特にヨーロッパではスペインが多いそう。(観光地のシーフードにはご注意)
中には、三日間、入院していてもずっとのたれ回って苦しまれている方もいるそう。
あとは、怪我も多いそうです。
掃除したての大理石の廊下で転んでしまったり、お風呂場で滑って・・・等。






パリのアメリカンホスピタルは、市内から20分ちょっとでした。
フランスでは、点滴や注射は日本ほど一般的ではないそうなのですが、
ココでは、患者さんのリクエストに応じてくださるとのこと。
本当に点滴で救われ、最後にはケロッとしていました。
ここでようやく写真撮る気になっていましたから、相当元気になっていましたね。






多分、問題なく日本に帰れますよ、というサインだったと思います。
多分^^;






日本語での説明書いただきました。






帰りは、深夜4時近く。
医療通訳の方がホテルまでタクシーで送ってくださいます。
途中に24時間薬局でお薬を。
凱旋門のすぐそばで、矢印の方向に凱旋門があります。
こんな真っ暗なパリの街を見る事ができるなんて・・・
(っと感動している場合ではないのだが)






いただいたお薬。
結局、点滴のおかげさまで、かなり回復し、お薬は飲まずにいました。


今回も、重病ではありませんでしたが・・・、
様々なケースの話しを伺い、
改めて保険はものすごく大事だなと実感しました。

私も、心のどこかで、自分は大丈夫!と根拠のない自信を持ってしまうんですよね。

病気よりも、怪我が大変で、
特に動けないような状態になってしまい、
入院せざるを得ない場合を日々医療費は膨れ上がっていきます。
はじめは、医療通訳の方が付いてくださっていても、
日の経過とともに、徐々に医療費が限界に近づき、
諦めなければならないなんてこともありえるそうで・・・。

特にアメリカへ行く場合は、限度額無しくらい万全にした方が良いという事でした。

健康には人一倍、気を遣っているつもりですが、
「まさか」のことが起こりうる。

今では、一人で考えて、悩んで、判断して、
というのにもすっかり慣れたんですけれども、
一度だけ、マルタで頭が割れそうに痛いときがあり、
その数分間、色々な妄想劇場が繰り広げられ、
「このまま私が倒れてもしばらくは発見されないだろうな」と心細くなる時がありました。

でもまあ、最終的には、その時はその時だわ!って。
基本、楽観主義者です^^

以上、長くなってしまいましたが、
最後までご覧くださり、ありがとうございました。



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